映画作品

社会課題を題材に、命の尊さや人と人とのつながりを描く独立系映画を制作しています。
声なき声に耳を傾け、孤立や無理解の壁を越えて、異なる境遇の人々が出会い、支え合う姿を描きます。
物語の力で偏見や分断を取り払い、一人ひとりが自分らしく生きられる社会を目指しています。

長編第1作『ノー・ヴォイス』

捨て犬・捨て猫の命の大切さと、人と動物の共生をテーマにした長編初監督作品。生きる目的を見失った青年が、捨て犬との出会いをきっかけに動物保護施設で働き、命への責任と誰かのために生きる喜びを知っていくドラマと、命を救う活動に携わる人々を取材したドキュメンタリーの2部構成です。犬猫たちの声なき声に耳を傾け、人も動物も共に幸せに暮らせる社会を問いかけます。


最新作「ギブ・ミー・マイライフ!」(2027年撮影予定)

若者の貧困や虐待、ヤングケアラーなど、社会から見えにくい孤立を描く長編第4作。裕福な家庭で親の期待に縛られてきた少女・希樹奈と、家族の世話を背負う少女・卯月芽が大阪で出会い、互いの痛みに触れながら、自分の人生を取り戻そうと歩み始めます。二人と、彼女たちを支える大人たちの姿を通じて、経済的な豊かさだけでは測れない生きづらさや、無理解が生む分断を問い直し、誰もが安心して助けを求められる社会への希望を描きます。

長編第2作『あまのがわ』

母親との関係に悩み、不登校になった女子高生・史織が、分身ロボット「OriHime」との出会いを通じて、自分の心を取り戻していく物語。ロボットの向こうには、事故によって身体の自由を失った青年がいました。屋久島の豊かな自然を舞台に、異なる孤独を抱えた二人が互いを支え、少しずつ前へ進んでいきます。人と人を隔てる壁を越え、誰かとつながる喜びと、自分の人生を踏み出す勇気を描きます。

長編第3作『いまダンスをするのは誰だ?』

仕事一筋で家庭を顧みなかった男性が、パーキンソン病の発症をきっかけに、自らの生き方を見つめ直す物語。病への無理解や孤立、家族とのすれ違いに直面しながら、仲間やダンスとの出会いを通じて、生きる喜びと人とのつながりを見いだしていきます。主演は、自身もパーキンソン病と向き合う歌手・樋口了一。病とともに生きる人の尊厳と、人生に再び挑戦する姿を描いた、厚生労働省推薦映画です。

講演会・団体研修

20代から講演講師・大手予備校講師として活動を始め、500箇所以上で登壇。参加者・受講者数は延べ10万名を超えています。
映画監督・研究者・インプロ実践者として、心理学・人類学・経営学などの学際的な知見と、映画や即興演劇の体験を組み合わせた講演・研修を展開しています。
ありのままの自分を受け容れる自己受容感を育み、多様性を力に変える組織開発や、一人ひとりのウェルビーイングにつながる学びの場をつくります。

自分の人生を動かす「自己物語力」

これまでの経験を捉え直し、自分らしい強みや願いを見つける。映画の物語づくりを手がかりに、他人の評価に縛られず、自ら選び、一歩を踏み出す力を育みます。

映画現場に学ぶチームづくりとリーダーシップ

異なる専門性や想いを持つ仲間と、一つの作品をつくる映画の現場。その実践から、共通の目標を描き、対立や予期せぬ変化に向き合いながら、互いの力を引き出す方法を学びます。

インプロで育む対話とコミュニケーション

即興演劇(インプロ)のワークを通じて、相手の言葉や反応を受け止め、共に展開をつくる楽しさを体験。正解を急がず、違いを楽しみながら対話する力と、柔軟に応答する力を育みます。

主体性を引き出す教育とファシリテーション

一人ひとりの「やってみたい」が生まれる場を、どうつくるか。インプロや対話を通じて、失敗も学びに変えながら、参加者が自ら考え、動き出せる問いかけと関わり方を探ります。

DEI ― 誰もが力を発揮できる組織へ

多様な背景や価値観を持つ人が、安心して参加し、力を発揮できる組織へ。映画と対話を通じて思い込みや参加の壁に気づき、一人ひとりの違いを尊重する関係づくりを考えます。

想いを届けるストーリーテリング

.商品や活動の背景にある想いや経験を掘り起こし、相手に伝わる物語へと整えます。映画の構成や人物描写の考え方を活かし、セルフブランディング、プレゼンテーション、理念共有、採用・広報などに役立てられます。

研究活動

映画監督・インプロ実践者としての現場経験を起点に、文化人類学・サービス学・経営学を横断し、
人・モノ・場の関係から価値が生まれるプロセスを研究しています。
アクターネットワーク理論を軸に、独立系映画の製作や即興表現、自己物語力を探究。
多様な声や力が生きる「共生的価値共創」と、その関係性を育む場のデザインに取り組んでいます。

独立系映画製作と多元的アクターの連帯

映画製作を、監督や俳優、スタッフ、地域住民、支援者に加え、脚本・機材・資金・場所などが関わる協働のプロセスとして捉えています。アクターネットワーク理論を用いて、異なる想いや利害が結びつき、作品とその社会的価値が生まれる過程を探究しています。


サービスエコシステムと共生的価値共創

サービス学の視点から、多様なアクターが知識・技能・経験などの資源を持ち寄り、価値を共に生み出す仕組みを研究しています。映画や教育をめぐる活動が、組織・地域・制度を越えてつながり、互いの生き方や活動を支え合うサービスエコシステムの形成を探究しています。

インプロにおける身体知と即興的な共創

即興演劇の現場で、言葉・身体・まなざし・空間が作用し合い、表現や関係性が生まれるプロセスを研究しています。参与観察を通じて、相手への応答や予期せぬ出来事が、個人の行為の可能性をひらき、共に創る力へとつながる仕組みを探究しています。

ANTの対称性の原理とDEI

人間と非人間をあらかじめ分けず、関係の中でそれぞれの働きを追うANTの視点から、多様性・公平性・包摂性を問い直しています。発言力のある人だけでなく、見過ごされがちな声や、制度・道具・空間の作用にも着目し、参加や排除が生まれる条件を探究しています。

自己物語力と主体性の生成

人が自らの経験を語り、他者と分かち合う中で、自己理解や未来への展望がどのように変化するかを研究しています。映画・インプロ・対話の実践を通じて、過去の意味を捉え直し、自分の人生を主体的に歩む力が、他者との関係の中で育まれる過程に着目しています。

デザインと非人的アクター

道具・技術・建築・自然環境などが、人の知覚や行動、他者との関係にどのように関わるかを研究しています。非人的アクターを、人と共に状況をつくる存在として捉え、その配置や関係の組み替えによって、対話・学び・創造が生まれる場のデザインを探究しています。

受賞

短編映画から長編映画、教育・地域づくりの実践まで、映画と社会をつなぐ活動を重ねてきました。国内外の映画祭でのグランプリや最優秀脚本賞をはじめ、国際映画祭への招待上映・入選、教育やソーシャルビジネス分野での表彰など、さまざまな形で評価をいただいています。

講演会・研修・上映会参加者の声

映画に心を動かされた瞬間、対話の中で生まれた気づき、自分らしく一歩を踏み出そうと思えた体験。講演会・研修・上映会に参加された皆さまから、さまざまな声が届いています。自分自身や他者への理解が深まり、日々の暮らしや仕事、これからの生き方を見つめ直すきっかけとなった感想をご紹介します。
自分の人生を、自分で決めていきたい

自分の人生を、自分で決めていきたい

講演参加者/高校1年生

古新さんの話を聞いて、他人に流されず、自分で自分の人生を決めていこうと思いました。私には叶えたい夢があるので、自分の意見をしっかり持って頑張りたいです。減点主義で物事を考えるよりも、加点主義を大切にしていきたいと思います。

弱みを隠さず、助け合っていきたい

弱みを隠さず、助け合っていきたい

講演参加者/高校1年生

お話を聞いて、自分の興味を持ったものや、やりたいと思ったことに積極的に挑戦しようと思いました。一番心に残ったのは、人間には欠けているところがあるから、補い合える仲間を見つけることが大切ということです。恥ずかしいからと弱みを隠さず、助け合っていきたいです。

進路を考える視点が変わりました

進路を考える視点が変わりました

講演参加者/高校1年生

特に心に残ったお話は、「お金=幸せではない」ということです。今、進路を考えるうえで、お金のことをとても重視して探していましたが、今回のお話を聞いて、少し違う視点から考えてみたいと思いました。

自分の人生の主導権を、自分の手に

自分の人生の主導権を、自分の手に

高千穂大学様/講義受講者/70代

「前提」を疑い、対話によってお互いの見方を分かち合うこと。感情に支配されず、事実と感情を切り離すこと。そして、自分の人生の主導権を他者や環境に渡さず、自分自身の手に取り戻すこと。さまざまなことを考える機会をいただきました。

違う視点との出会いが、職場を見る目を変えた

違う視点との出会いが、職場を見る目を変えた

ウチダシステムズ様/D&I研修参加者

さまざまな感性を持つ人と意見を出し合うことで、自分では気づかなかった視点に触れ、新たな学びを得ることができました。職場でも短所だけでなく、長所を見つけて伸ばす視点が大切だと感じました。対話を増やし、意見を受け入れ、感謝を伝えることで、心理的安全性の高い職場づくりに取り組みたいです。

映画を通じて、学びが深まりました

映画を通じて、学びが深まりました

ウチダシステムズ様/D&I研修参加者

人によって見えていること、考えていることが違うのがよく分かりました。ワークや自分で考える場面が多く、聞くだけにならない研修で楽しかったです。自分がどのような上司・先輩になるべきかを学ぶことができ、映画を使うことで、より学びが深まりました。

できなくなったことより、できそうなことを

できなくなったことより、できそうなことを

映画『いまダンスをするのは誰だ?』鑑賞者

病気に押しつぶされそうになった主人公が、他者とのつながりの中で少しずつ自分を取り戻していく姿から、「諦めないことを諦めない」を教えていただきました。私自身、できなくなったことを数えるのではなく、できそうなことを探していこうと思います。

分かっていたつもりの気持ちに、気づかされた

分かっていたつもりの気持ちに、気づかされた

映画鑑賞者/難病当事者の支援者

これまでも患者さんのお話をいろいろ聞いており、少しは分かったような気になっていましたが、映画を見て、つらい気持ちをまだまだ分かっていなかったのだと思いました。患者さん同士の支え合いの大きさを感じ、自分にできる支援を考えるきっかけになりました。

共生社会へ、まず自分から一歩を

共生社会へ、まず自分から一歩を

映画鑑賞者/難病当事者のご家族

共生社会は、待っていてもできない。自分から声を上げることで、家族、職場、社会へと理解を広げていくことができる。まずは、自分が一歩前に踏み出そう。映画は、そのことを教えてくれました。感動しました。ありがとうございました。

記事

映画づくりの舞台裏や、研究・教育の現場での気づき、日々の出会いから考えたこと。noteに綴った文章や、ウェブメディアのインタビュー・取材記事をご紹介します。作品や活動の背景にある想い、古新舜のこれまでの歩みと、これからの挑戦に触れていただけます。

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