いじめや引きこもりを経験した学生時代。映画制作の現場で「多様な世界」に触れたことをきっかけに、私は日本の学歴社会や固定観念に強い疑問を抱きました。「一人ひとりが自分らしく生きるためには、勇気と自己肯定感が必要だ」という信念のもと、映画監督として、また教育者として活動を重ねる中で、ダイバーシティを尊重しながら共生する社会の大切さを強く実感してきました。
講演では、「ウェルビーイング」をテーマに、現代社会が抱える課題を解きほぐし、誰もが輝ける未来を築くための具体的なヒントをお伝えします。インクルーシブな価値観に基づき、他者を尊重し、欠けている部分を補い合う精神を、映画や教育現場での実体験やエピソードを交えながら語ります。
VUCA時代(先行きの見えない変化の激しい時代)に求められるのは、多様な視点を受け入れ、挑戦を恐れずに新しい価値を創り出す力です。この講演では、映画制作で得た「共創」の経験や、自己肯定感を高めるための実践的な方法を学び、聞き手が「自分を生きる力」を再発見する時間を提供します。
ウェルビーイング、インクルーシブ、ダイバーシティが融合する未来の社会像を一緒に描き、変化を起こす第一歩を踏み出す勇気を得られる内容です。
「映画が生むウェルビーイング ~多職種連携とインクルーシブな社会の実現~」
本講演では、映画制作を通じて実現した「ウェルビーイング」の実例をもとに、個人や社会がどのようにして新たな可能性を広げられるかをお伝えします。特にパーキンソン病(PD)の当事者たちが映画製作に深く関与し、自らの物語を発信するプロセスに焦点を当てます。
1. 映画製作と当事者の参加
PD当事者が企画・主演・エキストラとして関わった映画制作プロジェクトについて紹介します。この映画製作が、単なる作品作りを超え、当事者自身が自己表現と社会参加を果たすプラットフォームとして機能したことを強調します。これにより得られた達成感や自己効力感は、彼らの人生を輝かせる重要な要素となりました。2. 多職種連携による新しい協働モデル
映画制作には、映画専門家だけでなく、医師・理学療法士・社会保険労務士など、多職種の専門家が連携しました。この多様な専門性が交わることで、PD当事者の課題への理解が深まり、映画製作が「社会的包摂」の新しいモデルとして機能しました。このプロセスが当事者の就労環境の改善にも繋がった具体例を解説します。3. 映画を通じたグローバルな波及効果
日本国内での成功にとどまらず、本映画がアメリカをはじめとする海外の観客にも評価されたことで、PD当事者のストーリーが世界に広がり、社会全体の意識改革を促したことを紹介します。4. 映画が実現するウェルビーイング社会へのヒント
本プロジェクトを通じて得られた知見をもとに、個人の幸福(ウェルビーイング)と社会の包摂性を両立させるための方法を提案します。
- 当事者の声を活かすプラットフォームの作り方
- 多様な価値観が交わる場を生み出す重要性
- 社会における「協創」と「共感」の育成
映画制作の枠を超えた「ウェルビーイング社会」実現への具体的なアクションを参加者と共に考える時間を提供します。
対象者: 教育関係者、医療・福祉従事者、企業経営者、映画やアートを通じた社会貢献に関心のある方
挑戦が創る自分を生きる力~寝たきり青年の実話の映画『あまのがわ』から学ぶ~
本講演では、映画『あまのがわ』の制作背景にある、寝たきりの青年が挑戦を通じて人生を切り拓いた実話をもとに、「自分を生きる力」をテーマにお話しします。多様性が求められる現代において、他者や社会とつながりながら、自分自身の価値を見出し、人生をデザインするためのヒントを提供します。
1. 映画『あまのがわ』が描く実話と挑戦の意義
映画『あまのがわ』は、寝たきりの青年がロボットを通じて社会と関わり、新しい可能性を見出していく物語です。この実話を通じて、挑戦がもたらす「自己肯定感」と「人生の転機」について具体例を交えながら解説します。
- 青年が直面した困難と、それを乗り越えた背景
- 社会とつながることで得られた新たな自己認識
- 当事者の物語が他者に与える力とインスピレーション
2. 挑戦が創る『自分を生きる力』
VUCA時代と呼ばれる変化の激しい現代において、「自分を生きる力」とは、環境や困難に左右されず、自分らしい生き方を選択する力です。この力を育むための3つのステップをお伝えします。
- 自分自身の「強み」や「価値観」を知る方法
- 困難を受け入れ、挑戦するための心構え
- 他者との協働から新たな可能性を引き出すプロセス
3. 社会とのつながりがもたらすWell-being
挑戦は個人の成長にとどまらず、社会との新しい関係性を生み出します。映画『あまのがわ』では、当事者が社会参加を通じて得た喜びや達成感が描かれています。これがどのように個人と社会双方の「Well-being」につながるのかを考察します。
- 社会の中で自分の役割を見つけることの重要性
- 共感や多様性が生む新しい価値の創出
- 挑戦を通じて他者に希望を届ける影響力
4. 『自分を生きる力』を日常に活かすために
講演の最後には、参加者が自身の日常に挑戦を取り入れ、人生を前向きにデザインするための具体的なアクションプランを提案します。
- 小さな一歩から始める挑戦のコツ
- 自分の可能性を広げるための自己対話の方法
- 他者と協働し、新しい視点を得る機会の作り方
本講演は、困難を乗り越えた実話を通じて、人生を動かす勇気と行動力を共有する内容です。参加者一人ひとりが自分らしいキャリアを創り、社会に良い影響を与えるためのインスピレーションを提供します。
対象者:
学生、若手社会人、キャリア形成に悩む方、教育関係者、障害者支援や多様性に関心のある方
犬猫と人間が共に生きる社会を目指して~映画「ノー・ヴォイス」が問いかける命のあり方 ~
本講演では、映画『ノー・ヴォイス』を通じて、犬猫の殺処分問題と、それが私たち人間の幸せや社会全体に与える影響を探ります。この問題を特定の誰かの責任に押し付けるのではなく、社会全体で取り組むべき共通のテーマとして捉え、共生社会の実現に向けた考え方と具体的な行動を提案します。
1. 殺処分問題の現状と背景
年間10万頭近くの犬猫が殺処分されている日本の現状をデータとともに解説します。この問題が何故起きるのか、そしてそれが社会全体にどのような影響を及ぼしているのか、具体的なエピソードを交えてお伝えします。
- 飼い主の意識の問題と法律の課題
- 殺処分の現場で働く人々の葛藤
- 動物福祉と社会全体の意識の関係性
2. 犬猫と人間の共生がもたらす価値
「犬や猫が幸せな社会は、人間も幸せな社会」。動物の命を大切にする社会が、どのように人々の幸福感や社会の安定に繋がるのかを考えます。
- 動物を通じた命の教育の重要性
- 動物愛護が人間のいじめや差別問題とどう繋がるか
- 他者との共感や多様性を尊重する視点が社会に与える影響
3. 共生社会を創るためにできること
犬猫に限らず、動物や自然と調和して生きるためには、個人の行動と社会の仕組みの両方が必要です。共生社会を実現するための具体的なアイデアを共有します。
- 一人ひとりができる「小さな行動」の積み重ね
- 動物を好きな人も嫌いな人も尊重する対話の場の作り方
- 社会全体で命を支える仕組みの構築(法改正や地域活動など)
4. 映画『ノー・ヴォイス』が示す未来への道
映画『ノー・ヴォイス』は、犬猫の命の大切さをテーマに、人間と動物がどう関わり、共に生きるべきかを問いかける作品です。この映画が社会にもたらした影響や、観客が感じたメッセージを通じて、私たちが未来に向けてどのように行動すべきかを考えます。
開催実績
2024年9月:茨城県労働者福祉協議会「ライフサポート事業」
2024年7月:ILO国際労働機関
2023年12月:東京労働者福祉協議会
2022年3月:Japanビジネスデザイン発見&発表会
2022年2月:日本心理学会 Net de 交流!認定心理士「映画製作におけるストーリーを通じた関係性のあり方と 共創社会の実現に向けて」
2021年12月:聖徳学園中学校
2021年11月:特定非営利団体みかんぐみ
2021年10月:「あり方塾」 (大久保寛司氏講師)
2021年10月:日本経済研究所
2021年8月:地域活性化センター
2021年8月:あつぎごちゃまぜフェス
2021年4月:市原倫理法人会
2021年3月:大阪ダイナミックオーナーズ会
2021年2月:広島修道大学ひろしま協創高等学校・2年生全学年にウェビナー
2020年12月:映画「あまのがわ」上映会@然
2020年8月:日本経営ブランド学会
2020年5月:大塚電子株式会社
2020年5月:映画「あまのがわ」オンライン講演会
2019年12月:監査懇話会765回講演会
2019年11月:ミキプルーン・ファインフレンズ紅葉セミナー
2019年11月:エッセンシャルマネージメントスクールにて大久保寛司さんと対談
2019年11月:PD(パーキンソン病)カフェ
2019年10月:プラチナギルド10月定例会
2019年10月:「踏み出す大人の学びフォーラム」
2019年10月:〜あきらめたらだめだ〜「あまのがわ」上映会&古新監督トークショー
2019年9月:鹿児島純心女子中学・高等学校
2019年9月〜12月:多様性を体験する会・全5回@東京/仙台/大阪/名古屋/広島
2019年8月:あまのがわ上映会 in Tokyo
2019年8月:「それでも大人になれるのか」シンポジウム
2019年8月:ロサンゼルスJFFLA
2019年6月:タイワロジーアカデミア×りょうしん塾「君たちは心の時代をどう生きるか」
2019年5月:慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム
2019年4月:鹿児島倫理法人会
2019年3月: 一般財団法人健やか親子支援協会「小児希少難病児の保護者の就労支援に関する研究会」
2019年3月:高円寺・杉森中学校「卒業記念講演」
2019年2月:ジブラルタ生命保険・南哲也第4回マインドセミナー
2019年1月:FUNFUNスクール
2018年12月:日刊経済新聞主催 「東京産業人クラブ」 経済産業省大西啓仁氏合同講演会
2018年11月:鹿児島西ロータリークラブ
2018年11月:敬心グループ40周年記念事業「これからの教育について」
2018年10月:対話ロジーアカデミア
2018年10月:高円寺交流スペース「ヒトツナ」
2018年7 月〜現在:リアルしごとびと
2018年6月:伊勢中央ロータリークラブ
2018年1 月:原宿ロータリークラブ
2017年6 月:埼玉県和光市立本町小学校
2016年12月:鷲宮市鷲宮小学校
2016年11月:巣鴨中学校・高等学校
2016年10月:同志社中学校
2015年8月/11月/2月: 第1回/第2回/第3回埼玉県動物取扱責任者研修
2013年10月:法務省主催「人権シンポジウム」