6月 2012Archives

人、繋がり、愛。

こんばんは。
如何お過ごしですか?
今日で今年も半年が経ちますね。

突然ですが、今、皆さんは自分が好きですか?

おいらは今の自分は大好きです。
でも10年前だったら、きっと、大嫌いだと言っていると思います。

自分が好き、例えば、
自分の囲まれている家族が好き、
自分の友達が好き、自分の夢が好き、

そんなポジティブなことが話せたら、
きっと周りの人たちも幸せだなって思うと思います。

例えば、自分一人が幸せだっていうことはあるのでしょうか。
自分だけが幸せの状況を思い浮かべると、
少なくともおいらは虚しさしかありません。
寂しいなって思います。

そう、自分の幸せは、誰かと繋がっているから、
幸せだって感じるのではないでしょうか。

誰かに支えられ、誰かに助けられ、そこから何かに気付き、
自分を高めたいと思う。

人って意識によって、成長ができる生き物だなって思います。

昨日は官邸周辺で10万人の人が集いました。
こんなに大勢の人がなぜ集ったのか。
きっと、今の自分の状況を変えたいと思うから集ったと思います。

ある視点で物事に固執してしまうとき、
人は自分の主張ばかりをしてしまいます。

そんな時、少し視点を変えてみることで、
自分の善し悪しに関わらず、自分を客観的に見つめ直すことができます。

その時に、自分が信じていたことが、実は違った角度から
改めて輝ける瞬間があると思います。
それが、人としての成長だと思います。

日本は島国だからかな、
とかく視点を変えるのが不得手なのかなと思うことが多々あります。

もっと、いろんな角度から、当たり前にある視点を変えていけると、
それは素晴らしい輝きを放つはずと思います。

自然界の全てのことは、相反することとの両輪で成り立っております。
引き寄せる力と、放つ力。

どちらか一方になったとき、その均衡は崩れ、
エゴという名のもとにその関係は崩れていきます。

相反するものを畏敬し、尊重していく、
人が一番不得手とする審理を、人はどれだけそれを認めていけるか。

変わるなら、今しかなくて、変わらない人は、いつまで経っても変われません。

自分が変われたら、生きているすごーく短い時間の中で、
たくさんの幸せが訪れるなって思います。

なぜなら、幸せは誰かと繋がることで生まれるからです。

【ご案内】一日限りのインディペンデント上映会「CINEMA DIVE!」in中野

皆さん、こんにちは。
徐々に暑くなって参りましたね!
いろいろと夏に縁があるイベントのお誘いが増えだした頃かと思いますが、
私も7月はイベントをやります。


自主映画上映会と、普段だとなかなかやらない企画なのですが、
会場の空きが取れたこともあり、日頃よりお世話になっている皆様に、
私の活動や、仲間たちのことをご紹介したく、企画を致しました。


人数に限りがあり、既に30名以上の方々のお申し込みを頂いておりますので、
もしご参加頂けます方は、メールフォームより事前お申し込みを頂き、
ご参加頂けましたら幸甚です。


上映会の後は、皆さんで懇親会を兼ねてお夕飯を一緒に食べましょう!:)

一日限りのインディペンデント上映会「CINEMA DIVE!」in中野

~映画の真夏にダイブしよう!~ 

謹啓 
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 
日頃より大変お世話になっております。 

この度は、一日限りの自主上映会のご案内です。 
私、古新舜の前作「わかれもの」が国内の映画祭を一巡致し、 
これから新作の制作に向けた準備を進める中で、 
「わかれもの」のお披露目と共に、 
囲まれている仲間たちの制作発表の場を設けさせていただき、 
これからの皆様の活動のステップアップをこの上映会で 
行いたいと考えております。 

縁の強い仲間たちが多数集いますので、 
この機会にお互いの作品を鑑賞しながら、 
ネットワークを広げていただく機会になればと考えております。 

初夏の過ごしやすい週末の午後でございますので、 
皆様お誘い上、ご来場頂けましたら幸いでございます。 
上映会の後は、近くのお店で交流会を行いたいと思っております。 
謹白 

           記 
[開催概要] 
◆日時:2012年7月14日(土) 開場:13:45/開演14:00~終演16:30  
◆会場:なかの芸能小劇場 〒164-0001 東京都中野区中野5-68-7 

◆上映作品(上映順は調整中です) 
「わかれもの」(25分):古新 舜監督 
「特異なカップル」(50分):松本 卓也監督 
「MOON PRISM」 他2作品(20分):小原 正至監督 
「Night★Cap Story」(10分)より3作品:伊藤 佳代子制作作品 
「いっしょになるおまじない」(20分):やまおきあや主演作品 

◆定員:110名(会場の関係で定員がございます。ご来場頂ける際は、メールフォームより早めにお申し込み下さい) 
◆ 上映料金:1000円(前日/当日、子供[小学生以下]半額) 

◆お申し込み先: 
パソコンの方はこちら! http://ws.formzu.net/fgen/S6073305/ 
携帯電話の方はこちら! http://ws.formzu.net/mfgen/S6073305/ 

◆備考 
※メールフォームに以下の内容をご記入ください。 
(お名前/メールアドレス/紹介者/参加人数/参加者の名前(複数名の場合)) 
をご記入の上、お送りくださいませ。 
※ご紹介者様がいらっしゃる場合は、 
メールフォームより必ずご選択下さい。 
※座席の数に限りがあり、来場者の方々を把握したいと 
思っておりますので 
お手数ですが、facebookでのお申し込みの方も 
メールフォームにてお送りくださいませ。 

【お問い合わせ】 
ソーシャルシネマ実行委員会 
〒 1166-0003  
東京都杉並区高円寺南3-66-3高円寺コモンズ201 
TEL/FAX:03-6321-7368

シネマコミュニケーションByペアインターンシップ

皆さん、
こんばんは。
六月も早いもので中旬に差し掛かりましたね。
如何お過ごしでしょうか。

私の方は、連日いろいろな作業が続き、そこにお誘いや突然の来訪者も続き、
朝から明け方まで、濃密な毎日です。
元旦から本日まで、丸一日お休みがなかったことになりますが、
それでも、半日休みをうまく作ってます。
もし丸一日休み頂いても、体がうずうずしてしまうかも知れません(笑)

さて、昨日は、留学生と日本の大学生がペアになってインターンシップをされる
企画がありまして、その事前勉強会で「映像の活用法」の講義を2回に渡りさせて頂きました。
おいらが、尚美や各セミナーでやっていることをプログラム化して、
第1日目:「映像の歴史」「映像で大切なこと」「物語の組み立て方」
を行いました。
お一人お一人が積極的な生徒さんが多かったため、
各チームの話し合いがとても濃密なものとなったのがとても嬉しかったです。

おいらのワークは、羽根拓也先生から学んだ「アクティブラーニング」という
手法を積極的に活用しております。
視点の移動やアウトバックなどの手法を活用しながら、
皆さんがチームで話された内容を更に掘り下げていきながら、
自分自身が気付かなかった、「自分の好き」や「自分が大切にしてきたもの」を
意図的につかんでいくワークを行っております。

初日の講義の様子。
パワーポイントで質問を投げかけながら、
映像の歴史と共に、一人一人の歴史を掘り下げていきました。
各チームでお互いの情報を抽出しながら、お互いの考えを掘り下げていきました。
初日のグループワークの様子
各チームでお互いの情報を抽出しながら、お互いの考えを掘り下げていきました。

第2日目:「企画の立て方」「撮影の手法」「チームごとの撮影実習」を講義しました。
「3」をテーマにした物語の組み立てや、キーワードの抽出を行い、
チームで議論をしてもらいながら、
映像をより魅力的に撮るためのエッセンスをお伝え致しました。

二日目は新たなチーム編成をして、
各チームの「ふるさと」について掘り下げたワークを行いました。
3チームに分かれて、ロケ地に向かい出発。
雨の状況をどう活用していくかも、映像制作の一つのテーマです。
各チームランチミーティングの間に、ストーリーを作りながら、
親睦を深めていきました。
初めて持つカメラに試行錯誤しながらも、
チーム一丸となって作品制作。
俳優にも皆さんが全員初挑戦!
撮った撮影素材はそのまま編集作業に。
どんな作品が生まれるのかな!?
出来上がった作品の上映会。
撮影したばかりの映像を観て、良かった点、反省点を振り返ります。

おいらがこのワークショップで大切にしていることは、
基本となる「所作」×「人間力」。
何かを行うには、その基礎となる知識ややり方が必ずあります。
映像を撮るにも、構成やカメラワークなど基礎的な要素は多々あります。
ただ、そればかりでは、魅力的な映像にはなかなか到達しません。
そこには、撮る側がその映像を撮る
「意味」をしっかりと立てる必要があると思います。
その意味とは得てして、私たちが日常の中で、見過ごしてしまう
「自分の好きなこと」、だったり、「自分が大切にしている価値観」、
だったりするものだと思っております。

この「所作」×「人間力」の二つの要素が掛け合わされて、
初めて、人の心が動く映像が出来るものと感じております。

また、大学生は、これから社会に出る上で、
自分たちが一人一人が大切にしているものをしっかりと気付いていくことで、
将来手がける仕事や、携わるプロジェクトで自分の才能を発揮する
最大の決めてだと思っております。

そんな夢のお手伝いに映像制作のプログラムが、多いに担うことができると思い、
かれこれ5年ほど、映像制作の指導をしております。

実際にワークショップを行ってみて判るのは、
生徒さんの顔つきや、体験後の感想がとても充実していることです。
日常の中で、なかなか気付かない自分の価値観を
映像という客観的、そして立体的に表現することによって、
まるで動く立ち鏡を観るがごとく、沢山の気付きが生まれるものだと思います。

今回行ったのは、2日間のプログラムですが、私もまだまだ成長段階です。

これから各年代の受講生に触れながら、
このワークが生徒さんの表現力や発信力の一つのサポートに繋がれたらと願うばかりです。

他者を聴く大切さ

皆さん、こんにちは。

お変わりありませんか。
私はつい最近名古屋に行ってきました。
かれこれ4年通い詰めている名古屋ですが、
こうして何度も訪れてみると、地名はおろか、
街の作りや人の流れ、食べ物の特徴が肌身を通じて馴染んでくるのがよく判ります。

まだまだ懲りずに名古屋には通っていきたいと思っており、
何度も訪れる度に起きる発見は、そのうちに感動と化して参ります。

私が現在、映像制作を通じて行いたいのも、
そんな「共有」「共感」「共鳴」のプログラムだったりします。
自分のライフワークでもある、「教育に於ける映像制作に在り方」
現在いろいろな場所でワークショップを行っております。
この企画を今年から定期的に行っていこうと思っており、
詳しくはまた改めて書きたいと思っております。

最近、よく思うことは、「聴く」ということです。
メディアが発達して、私たちは情報を発信する機会が急激に増え、
いろいろな意見を瞬時に届けることができるようになりました。
場所や時間、時には身分の間を越えて、思うように意見を伝えられることは、
積極的に議論を交え、成長をしていける素晴らしいきっかけだなとよく感じます。

その反面、メールやテキストだけで自分の気持ちを
伝えっぱなしにしてしまわれる方も少なくないなと思います。
当事者の陰でぶつけられない本音を集団で噂することも、
気持ちがよい物ではありません。
自分が幼少期からずっと感じていた
この嫌な行為、ひいてはイジメや陰口なども
周囲で目の当たりにすることは少なく有りません。
都度都度の状況があるので、全てがそのまま悪しきことであるとは言い切れませんが、
できる限り、誰かが嫌な思い、孤独な気分を感じてしまうことは、
避けられたらよいなと常々感じております。

日本には、古来より「阿吽の呼吸」が備わっている素養があったのかと思います。
島国でご近所の顔が見えやすい生活環境の中で、
慎ましく安全に暮らしていく工夫があったのだと思います。

戦後、経済成長の中、メディアの発達、生活環境の欧米化に伴い、
その阿吽の呼吸もいつしか、物を言わない=自分を守る
と行ったボタンの掛け違いになってしまったのかと思っています。

それが昨今の日本のイジメや集団で誰かを批判するという行為に繋がっていると
よく思います。

私たちは誰しも、悲しみに満ちた生活を送りたいとは思っておりません。
幸せに生きるために、日々努力しながら、仕事をし、家族を養い、
幸せを育んでおります。

その意識が、家族という密接な間柄でさえも、
自分の考えだけで物を言ってしまうことを日常の中によく見受けます。
自身も生きてきた中での苦しみは、家族や学校の友人からの態度や言動であり、
それは知らず知らず、自身も他者に行っているものかも知れません。

「自分が幸せになる」
これは決して一人ではできることではありません。
「他人がいることで自分がいて、幸せになれる」
という前提条件が隠れております。

その中で、必要不可欠になることが、
「他人の存在を知る」ということです。

他人を知る。育った環境や今置かれている状況、性格や気持ち、
様々な要素があります。
それらに一度、耳を傾けてみることは、
他人から何かを学ぶことに繋がることと思っております。

そうすると、自ずと他者との接点である自分が伝えたいこと、
そして他者が「共感」してくれる気持ちを届けることができると思います。

例えば、おいらが何か自分を紹介するとなると、
「Aという活動をしており、Bという考えを大切にしてます。
 Cという会社に所属しており、Dという学校に在籍しており、
現在Eというテーマの映画を撮っており……」
と上げると
10程度の項目があったりします。

それが大人数ではなく、1:1で誰かと話す際には、
その要素を全て伝えるのは、なかなか難しいものです。
そんな時に、まず大切にしていることは相手の素性を
「聴く」「知る」「感じる」ということです。

相手の属性をまず咀嚼した上で、自己アピールの内容を、
「A」と「C」と「E」にしようとか、「B」と「C」と「D」にしようとか、
3つを越えないように組み合わせ、相手によって、
自己紹介の仕方を常に変えるようにしてます。

自分の主張だけはしっかりして、後は投げっぱなしという人も少なく有りません。
そんな中、幸せな気持ちを膨らませていくためのコミュニケーションは、
他者を聴き、他者を知り、他者を感じるところから始まると思っております。 

そんな人の持っている潜在的な成長を映像を用いたワークショップで育んでいきたい、
というのが、作品創りと並行した、
おいらの生涯掛けてのライフワークです。