本年も皆様、ありがとうございました!
さて、渋谷オーディトリウム、十日間の上映が全て終了しました。
連日多くのお客様にご来場頂き、心より嬉しく思います。
上映後、連日皆様にご挨拶させて頂き、貴重なご感想を賜ることができました。
おいらの事務所がある高円寺の「つる来」の店員さん。 酵素玄米と麹を用いた身体に優しい料理を提供して頂けます。 |
自分が日頃からお世話になっている方は勿論、ドキュメンタリー出演者から、口コミで入らして頂いた方など、とても多くの方々とご挨拶させて頂きました。
ドキュメンタリー編にご出演頂きました中原夫妻も入らして下さいました。 ご覧なられた方はご存知ですが、涼太君見違えるように元気で暮らしているようですよ。 |
映画の上映後、直接皆様よりご感想を賜りながら、
東京でも幅広く多くの方々が日々、活動に向けて努力されていることを感じ、
その継続的な活動への想いには頭が下がる思いでいっぱいです。
どうして日本には、これだけ捨てられる命が多いのかと言えば、
それは、自分たちの身近にある幸せというものをちゃんと見つめてこなかった時代が
長かったからではと感じてなりません。
家族との繋がり、社会との繋がり、そして、人生を歩んでいくこと、
全ては誰かとの繋がりの中で、感じたり、考えたり、悩んだりする中で、
生み出していく鉱石のようなものなんだと思います。
ぶつかりながら丸みを帯びて、輝きを増していくには、
ゆっくりと、そして、長い時間が時として必要なのだと思います。
私自身、家族というものは、正直言うと、怖いです。
過去にされたことは大人になっても鮮明に残っておりますし、
それを消そうと思ってもなかなか消せないものです。
ただ、歩み続ける中に、思いがけない感情や、期せずして出会いたかった気持ちに
ふと出会うことになるんだなということも感じております。
未来を信じ、過去を変えていく
そんな力が人間には備わっているんだと思っております。
人間の都合で殺される犬猫が多い現実は、不条理でなりませんし、
それをしているのは、誰か特定の人間だけでなく、
私も含め支えている社会がそうさせてしまっているのかも知れません。
ですから、誰かに対して呵責するのではなく、
その関わりと共に、自分ができることを自分なりに進めていく
そんな姿勢が、この殺されている犬猫問題にも必要だと思っております。
来年以降も、「ノー・ヴォイス」は関西方面や自主上映会が続きますが、
継続をさせていき、このネットワークが真に意識の部分で
全国に繋がって行けたら、とても嬉しく感じている次第です。
映画に関わらず、大変多くの方々にお世話になりました。
来年もどうぞ、宜しくお願いします。
良い年をお迎え下さいね!
古新 舜