8月 2015Archives

自分だからできることを追求する

みなさん、こんばんは。
少しずつ暑さが和らいで参りましたね。
如何お過ごしでしょうか。
高円寺では間も無く恒例の阿波踊り!
二日間で100万人が訪れるそうですよ。

現在、最新作「あまのがわ」の制作準備を鋭意行っております。
OriHimeの吉藤オリィさんとは10月にロケハンに行ってまいります。
来年35歳になる自分にとって集大成のような作品になると思い、
この作品が出来たら悔いはないと思えるような作品に仕立てます。

「あまのがわ」を作る上で、いろいろな映画を観ております。
そんな中、ふと、自分が映画の世界に入るときに感じた気持ちは、
「自分でしか作れない作品を生み出す」という決意を
あれは、映画の世界に入る前の大学で物理を専攻していた時代に
思ったのでした。

映画館では必ず異性の友人がいて、その彼女が好きだという作品を観て、
興奮し、いつか自分がこれを越えるような作品を作りたいと思っていました。

学生時代に感動したのが、「ドラッグストアー・ガール」

田中麗奈さん主演のラクロスの映画ですが、
ドラマしか観なかった自分にとって
映画館で異性と一緒に作品を観るというだけでとても楽しかったのですが、
青春かつスポ根作品の爽快さに思わず、すげーと感じたのを覚えております。

映画って映画館で観るから、面白いよなと、
それから映画館での鑑賞が好きになっていきました。
でも映画って当たり外れが大きいですよね。

なんでこんな作品に2時間も拘束されなければいけないんだと思う作品も多々。
予告編やキービジュアルが良くても、映画はやっぱりストーリーだよな、と
思いました。

自分の中で大好きな映画の上位に上がるのが
「Big Fish」
「500日のサマー」
「スミス都に行く」
「生きる」

邦画大好き人間で、邦画の数の方が圧倒的に観ているのにも関わらず、
洋画が勝ってしまうのかなと、ふと思いました。

本年は「セッション」があまりに名作すぎて、目からウロコでした。
BEST5に入る作品だと思いましたが、
そんな中、昨晩素晴らしい邦画と出会いました。

「バケモノの子」

アニメと言えばジブリですが、そのどの作品よりも感動を受けた
名作で、感動のあまりに上映後、声が出なくなり、こんなに素晴らしいアニメを
作ることができるんだとただただ感心させられました。

前々作の「サマーウォーズ」でも細田演出ならではの感動と爽快感を覚え、
人間哲学とエンターテイメントの融合の観点では、
宮崎監督とは違った視点で描いている素晴らしい作品だと思っております。

「バケモノの子」を観ていて、自分がいま作りたいと思っているエッセンスが多々あり、
これを「あまのがわ」でどう表現していこうかと、鑑賞をしながら終始ずっと考えていました。

人間の心に潜む闇、孤独、差別、それを乗り越えていく潜在的な力、
そこにはメンターという存在が不可欠で、
年上、同世代関わらず、謙虚に誰かから何かを教わることという
生きる上でとても大切な姿勢を細田監督は描いてくれました。

この作品に出会えたことは、自身の作品を作る上でも大変価値あるものとなりました。
細田監督に心からありがとうございますと伝えたいと思いました。

映画体験ワークショップ開催します!

みなさん、こんにちは。
お盆休みは如何お過ごしでしたでしょうか。
小生は、特にお休みを取っておらず、次回作「あまのがわ」の準備や
講演会の準備など、作業できることを一気にしておりました。

さて、小生が現在スタッフとして参加しております
中野で開催されます「新人監督映画祭」と連動して、
いつも行っている映画体験ワークショップを開催致します。

今回は、小生以外にも3名のステキな映像クリエイターをお招きして、
PV風、パペットアニメ風、編み物アニメーションなど、
様々な手法で作品を完成させるプログラムを企画致しました。

完成した作品は、そのまま秋に行われます新人監督映画祭の
「マイクロムービー(90秒映画)部門」にエントリーされます。
中野サンプラザでレッドカーペットを歩けるチャンス!
是非、ふるってご参加いただけたらと思います。

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「中野でレッドカーペットを歩こう!映画祭にいきなり監督デビュー!!」
“マイクロムービー”映像制作ワークショップ
主催:コスモボックス株式会社、共催:新人監督映画祭実行委員会


iPhoneやiPadで気軽に映像を観られるようになった昨今、映画のあり方も大スクリーンで楽しむ従来の方式と共に、新しい形態での鑑賞スタイルも広がってきました。この流れを受けて、屋内や移動中に楽しめる「90秒の短い映画=マイクロムービー」という定義を生み出し、ストーリー性があり感動が凝縮された映画の発信を行っていきます。
【ワークショップ内容】
◎基礎編:映画ストーリーワークショップ(各日同内容)
そもそも映画とは何であるか? から入り、映画の歴史を探っていきます。映画を構成するストーリーの分析を作品鑑賞で行い、自身で脚本を作り出すための要素を習得し、キャラクターの心情の理解を深めていきます。後半は俳優の演技を簡単な身体運動を通じて体感しながら仲間との呼吸を合わせる手法を学び、チームで映画を作る上でのチーム力とコミュニケーション力を養います。
■日時(予定):2015年8月29日(土)、30日(日)のいずれか1日(どちらも同内容です)10:00〜16:00(予定)
◎実践編:一日でマイクロムービーを完成させよう!
基礎編で学んだことを、作品作りに生かしていきます。自分の感性を信じて、様々な表現手法から、自分だけのオリジナルマイクロムービーを完成させます!
1)「コマ撮りアニメに挑戦!」羊毛フェルトでキャラクター作り/講師:やたみほ
コマ撮りアニメ→アフレコとアニメーション作りの工程を1日で体験できます。みんなで90秒のオリジナルアニメ作りに挑戦しましょう。
2)The Day「君は映像作家!」〜自分達の一日を映像で残そう〜/講師:TETSU-LAW
中野の街を探検しながら心おどるもの、ワクワクするもの、面白いものを撮影して自分だけの映像作品を作ろう!iPhoneやカメラで映像を撮影しスタッフと一緒に映像を編集し最後に上映会を行います!
3)「監督と俳優になりきろう!」iPadで作るドラマティックマイクロムービー/講師:古新舜
三幕構成の理論を用いながら、ストーリー仕立ての映画的マイクロムービーを作ります。凝縮した時間に感動を織り交ぜながら、オンリー1の作品を一緒に制作します。
4)「粘土でアニメーションを作ろう」/講師:らたこ
粘土でキャラクターを作って動く事の楽しさ、おもしろさを学んで映像作品を作ります。
■日時(予定):2015年9月5日(土)[やたみほ]、9月6日(日)[TETSU-LAW]、9月12日(土)[古新舜]、9月13日(日)[らたこ] 10:00〜16:00(予定)
【講師プロフィール】
○古新舜(基礎編・実践編):
映画監督、コミュニケーションデザイナー。大学時代は応用物理学を専攻し、卒業後大手予備校最年少講師として、物理講師を10年間務める。23歳から映画の業界に入り、埼玉県川口市SKIP CITYにてハイビジョンの映画制作を先駆的に習得する。
早稲田大学大学院に進学し、篠田正浩・安藤紘平研究室の1期生としてデジタルシネマと地域密着映画を研究。過去の作品まで、のべ20以上の映画祭で受賞・入賞を果たしている。  
 法務省主催の「人権シンポジウム」講演、週刊エコノミスト「問答無用」インタビュー、「東京新聞・社会面」掲載(2012/9/5)などメディアに多数出演。また、コミュニケーション力を育む体験型映画制作ワークショップの活動を行っている。専門職大学院・デジタルハリウッド大学大学院を修了し、DCM修士を取得。現在、コスモボックス株式会社・代表取締役。

○やたみほ(実践編):
編みメーター。1999年より編み物で作るアニメーション「編みメーション」を制作。TVCM、教材用DVD、絵本などを手がけるほか、各地でニットやアニメーションのワークショップをしている。「プチプチアニメ けいとのようせい ニットとウール」がNHKEテレにて2015年8月と12月に放送。

○TETSU-LAW(実践編):
ファッション・アートなどの映像演出からスタートし映像を1つのツールとして捉えて、教育や実験的ワークショップなど様々な活動を展開。
近年は訪日者向けのサービスを展開している。

○ Ratako[らたこ](実践編):
大阪生まれ。 東京都在住。
嵯峨美術短期大学専攻科表現デザインコース修了。
京都嵯峨芸術大学イラストコース助手勤務後フリーランスに。
アートアニメーション小さな学校夜間人形アニメコース修了、二年間学ぶ。

【申し込み】
実践編を受講するためには、必ず基礎編を受講していただくことになります。
(やむを得なく参加できない場合は、備考にその旨お書きください)
例:「基礎編のみ」、「基礎編+実践編1」、「基礎編+実践編1+実践編3」など。
【定員】
基礎編:30名程度
実践編:20名程度
【対象】
基本小学校4年生以上。親子でのご参加も可能です。
【会場】
レンタルスタジオ・ロビン (東中野/中野坂上)
中野区中央2-58-21 中野中央ハイツ B1階
(アクセス)
http://www.ver-bijou.com/robin/access.html
【料金】
基礎編:高校生以下1,000円(税込)/ 大学生以上2,000円(税込)*当日精算
実践編:1回あたり、高校生以下2,000円(税込) / 大学生以上3,000円(税込)
*当日精算、複数回の参加も可能。
【参加特典】
※「実践編」で制作された作品は、自動的に10月31日(土)〜11月3日(火)で開催されます新人監督映画祭「マイクロムービー部門」にエントリーされます(エントリー費は、受講料に含まれます)。
【問い合わせ先】
コスモボックス株式会社:03-6321-7368 / workshop@cosmobox.jp
【お申し込み】
こちらより!