本年も大変お世話になりました

本年も大変お世話になりました

先ほど、全ての方々がお帰りになり、ようやく一人になれました。

エマニュエル監督の短編映画「The First Time」、
無事クランクアップ致しました。

昨晩、小道具や備品の整理を付けて、コアスタッフ3名で
打ち上げを致しました。

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キャスト、スタッフ共々とても良い関係の現場だと
大変嬉しく感じました。

今回は、私はプロデューサーという
普段の役割と真逆の仕事をやっております。

このプロデューサーという仕事は、決して簡単なものではなく、
予算管理から、スタッフの管理、キャスト交渉、
クレーム対応からロケ地の交渉と、かなり多岐に渡ります。

いろいろなところで、
プロデューサーという名前を目にすることがあると思いますが、
この肩書き、結構重たいんです。

今回のプロジェクトでは完全なボランティアですので、
チーフプロデューサーにはならないことを前提に参加しておりましたが、
結局どなたもいらっしゃらず、引き受けることと致しました。

肩書きとしては、何でも屋さんに近い意味あいではあるのですが、
全ての責任が及ぶことが、この肩書きの重さにあります。

成功したら海外では大変評価を受けますが、
事故や失敗が有った際には、その経済的な面、社会的な評価含めて、
受けねばならない訳です。

業界によっても役割が異なり、音楽プロデューサーというと
アーティストに近い存在ですが、
��最近は、予算管理やら昔とかなり変わってきたかも知れませんね)
映画プロデューサーというと、上記のような責任統括の
意味が強く出て参ります。
はたまたお金を出資しているだけのプロデューサーというのも
勿論ございます。(出資という責任を負っているのですね)

責任には、いろいろな意味がございます。
相手への気遣いや、お金のやり取り、決められた約款を守るなどなど。
事故が起きた際の責任も、当然含まれます。

事故は、起きないようにすることも必要なのですが、
一番大切なことは、
事故を起こさないことではなくて、
事故が起きたときにどう対処するかということだと思います。

スタッフのケアから事故を起こした相手への責任やら、
経済的な弁償等。

私も沢山のプロデューサーという肩書きを多数拝見しておりますが、
この責任が負えずに、逃げる方を沢山見て参りました。
そして、その悲しみをプロデューサーでない自分が
経済的に被る機会も多く体験して参りました。
また、聞き覚えのない疑いや噂を、私になすり付けるケースも、
沢山経験して参りました。

きっと、私自身の性格が甘く、その方々の悪行に対しても、
何かしらその方々のわずかながらの正しさを
見いだそうとしてしまうからでしょうね。
結果として、見いだせずに振り回されるケースが
以前は多々ございました。

私には嫌いな方や連絡を拒否する方は、一人もおりませんが、
お仕事をご一緒できないご縁のないプロデューサーは
数名おります。
ご自身のことばかり考えている方や、
周りに迷惑をかけて消えてしまう方は、残念ながら、
今後の「変化」に期待しつつも、今私を支えてくださっている
方々を大切にしていきたいと思っております。

若くしてプロデューサーを名乗られているも沢山おられますが、
私が本当にその方はプロデューサーだなと思えるのはほんの一握りです。

私自身、この責任を全て網羅して負えているかと思うと、
常に意識は当然してはおりますが、
気づかないところで、完全ではないところもあると思います。

そして、無事一昨日、クランクアップ致しました。
いろいろな方々のお力添え、そしてお世話にり、
本作はクランクアップ致しました。
私自身も、大変大切な体験をさせて頂いたと感じております。

本年も皆々様には、大変お世話になりました。
来年も、どうぞ、宜しくお願い致します。

良いお年を迎えてくださいませ!

coney

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