2011Archives

3月25日〜27日「ソーシャルシネマ合戦」開催!

皆さん、こんにちは。
お変わりございませんか。

実は月末の25(金曜日)〜27(日曜日)、
横浜の「シネマジャック&ベティ」にて映画祭を開催致します。
《ソーシャルシネマ》という定義を立てて、ソーシャルメディアを駆使した
地域に関する短編映画の合戦を開催致します!

是非、皆さん、ご都合が合えば、入らして下さいませ。
映画祭終了後は、ステキなカフェでの懇親会も予定しております!

地域発掘映画祭
「ソーシャルシネマ合戦」開催!

映画の定義は「大スクリーンに投影した映像を観衆が一緒に観ること」と言われていますが、ソーシャルメディアが普及したこの時代、ソーシャルメ ディアを駆使した映画=「ソーシャルシネマ」と定義し、映画を通じて届けられる地域の風土や観光資源の魅力を、ソーシャルメディアやデジタルサイネージを 活用して、多角的かつ双方向に発信していく映画祭が開催されます。
今回の映画祭の募集対象は「地域に関わる映画」。
例えば、商店街をテーマに撮った作品や、風土をテーマに撮った作品など、ふるさとや街の魅力を表現した地域と親和性の高い作品を募集し、また、映画を使った地域対抗戦となっておりグランプリを勝ち取った作品は、次年度の映画祭開催都市として選定されます。
第1回目となる本映画祭のテーマは「More Close〜地域と映画はもっと仲良くなれる〜」。
映画の持つ潜在的な可能性に着目し、劇場をハブとした地域コミュニティーを築いていく映画祭を古新氏が開催いたします。
荻野健一研究室「メディアコミュニケーションラボ」研究の一環として、映画のプロモーションにおけるソーシャルメディアの活用性、かつソーシャルシネマの地域活性の可能性を検証します。

まだまだ隠れている映画の魅力、面白さをこの3日間で存分に堪能して頂ける内容となっておりますので、是非、地域の底力をスクリーンでご覧ください。

【地域発掘映画祭「ソーシャルシネマ合戦」概要】
http://socialcinema.jp/
■日 程:2011年3月25日(金)〜27(日) 

■日 時:
●25(金):19時ロビー集合、19時30分開演、21時30分終了予定
●26(土):14時15分ロビー集合、14時40分開演、17時10分終了予定
●27(日):14時15分ロビー集合、14時40分開演、17時10分終了予定
(劇場内には開演10分前よりお入り頂けます)
(上映終了後は、近くのお店で交流会を予定しております)

■場 所:シネマジャック&ベティ
〒220-0012 
神奈川県横浜市中区若葉町3丁目51−3 ビクセル伊勢佐木町
TEL:045-243-9800
京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩5分
横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩7分
JR線 関内駅北口下車 徒歩15分

■定 員:138名(要事前申し込み)
■チケット:各日1000円(中学生以下500円)

■上映スケジュール:
● 25(金):オープニングイベント&招待作品上映
映画祭イメージソング・オカリナ奏者みると[横浜を拠点に活動のミュージシャン]
渡辺紘文監督「3つの港の物語/桟橋」[神奈川県・横浜](招待中編作品)
松本卓也監督「ナイランド」[新潟県・粟島](招待中編作品)
映画を通じた地域振興のトークを予定

●26(土):オフィシャルコンペ短編4作品
柴田豊監督「千代田物語」[東京都・千代田区]
永野敏監督「画竜点睛」[茨城県・弘道館公園]
青木純監督「アダチン」[東京都・足立区]
姫島聖二監督「荒神山」[兵庫県・神戸市・東灘区]

●27(日):オフィシャルコンペ短編4作品
YukiSaito監督「カクレ鬼」[京都府・右京区・太秦]
JOU&原正之監督「浅草ダンスビデオ」[東京都・台東区・浅草]
平林勇監督「kibiso」[山形県・鶴岡市]
渡辺シン監督「テンロクの恋人/第1話」[大阪府・北区・天神橋筋]

■審査員:井上克也(地域映画プロデューサー)
谷國大輔(プロデューサー[映画・イベント]、地域プランナー)
荻野健一(メディアプロデューサー)
岸井大輔(劇作家)
小松崎友子(コンテンツプロデューサー)

■主 催:コスモボックス株式会社

■企 画:古新舜(映画監督/デジタルハリウッド大学大学院4期生)

■交流会(調整中):
各日上映後、劇場近くの会場で制作者、参加者を交えた交流会を開催予定です。
地域や映画をテーマに様々な人たちの意見交換の場となります。
(要別途費用、詳細はサイト上より後日リリース。交流会のみ参加も可です)

■協力::土井宏文(金沢工業大学大学院客員教授)
荻野健一(デジタルハリウッド大学院客員教授)
MaGaRi今村ひろゆき氏(ドラマッチック社)
岸井大輔(劇作家) 榎田竜路(横浜アートプロジェクト)
谷國大輔(プロデューサー[映画・イベント]、地域プランナー)
小松崎友子(コンテンツプロデューサー)
中島康寛(作曲家、ustreamプロデューサー)
宮脇友輔(俳優) イシトヤチグサ(タレント)
山元隆弘(俳優) やまおきあや(女優)
酒井文也(Webクリエイター) nico*佐藤浩史(アートディレクター)
今井智香子(デザイナー) 關剛彦(ソーシャルメディアプロモーター)

■お申し込みはこちら : http://www.cosmobox.jp/contact.html

■本映画祭詳細はこちら : http://socialcinema.jp/
(予告編のリリース、交流会の情報等、随時更新致します)

わかれもの(第5回)

皆さん、こんにちは!

花粉や突然の雪やら、いろいろと大変な季節柄。
お変わりありませんか。

おいらは新作の「ノー・ヴォイス」の脚本を制作しております。
今回は、原作から脚本を手がけさせて頂いており、
ひたすら描いては描きまくっている状況です。

今日は、わかれものにご出演頂いたあがた森魚さんのことを
お伝えしたいと思うのですが、
日頃から感じていることを綴りますね。

仕事にプライベートに、とても楽しいワクワクを沢山頂いております。
アメリカからフランス、イタリアやシンガポール、国境を越えて
その時々の気持ちを頂きます。

そんな中でね、いつも感じるのはどんな人も、キラキラしているということです。

おいらたちは、利害があって人との付き合いを考えたりして、
勿論、時には厳しい選択も必要なときもあると思うんだ。
でも。その時に大切にしたいのは、その人の良さを一つでも良いから
捉えてあげること、そして、突き放す時に心構えで突き放してあげること、
そんな風に感じてます。

おいらには、25歳のときに心から感謝している人がいて、
その人は、その当時、おいらが抱えてあげるには大きなステキさを持っていたから、
おいらは抱えきれずに、自分のワガママばかりを与えてしまいました。

ほぼ同い年なのに、その人はすごく大人だったんだろうな。

おいらはおいらで昨年、心底大切に思える人を突き放したりもしました。

その人が心から大好きで、その人からとても大切なものを授かって、
今の自分がいて。

だから、その人の良さと共に、ここは変わったらきっと、
もっとステキになるんだろうなって感じたときに突き放したことがあります。

巡り巡って、いろんな出逢いがあって、
例え、その出来事がきっかけで離ればなれになったとしても、
それは決して悪いことではなくて、
しっかりと相手と、自分を見つめられたら、
必ずプラスな出来事は、お互いに舞い込んでくる。

どんな出来事も、自分の心をプラスにしていく大切なきっかけだって思っております。

さてさて、山形でお会いしたあがた森魚さんに「わかれもの」の
遺失物管理人役をお願いさせて頂きました。

素晴らしいシンガーであり俳優のあがた森魚さん!:)

あがたさんとの出逢いは、山形の映画祭の打ち上げでお会いして、
隣り合わせでお話をさせて頂き、
あがたさんと知ってびっくり!:)

GS時代のスパイダースやタイガースの話で盛り上がったのを覚えてます。
バスで別れ際、あがたさんから連絡先を教えて欲しいと言われてから、
大変可愛がって頂きました。

そんなツナガリから、ご出演頂いたことは、とても光栄です。

今回の「わかれもの」は、小川さんや赤間さんのようなプロスタッフから、
独協やデジハリの現役大学生まで、様々なスタッフが参加し、
尽力してくれました。
どの一人も、その人なりの良さがあって、
その人の頑張れる中で、精一杯頑張ってくれた素晴らしい仲間でした。

おいらの29年間の中で、どんな出来事に比べてもかけがえのない
大切な宝物です。

きっとね、映画にせよ、音楽にせよ、造形にせよ、
伝えたい気持ちは多分一緒だと思っていて、
その時に、誰に触れて、どう思って、そして、それを誰に伝えたくて。
そんなことを大切に出来たら、
きっと苦しいことはすぐに天気のように曇りから晴れ間になって
その晴れ間を見たその人の笑顔から、誰かがまた幸せになっていって。

全部が繋がっているんだ。

相手を知ること、相手を想うこと、そして、相手は自分の鏡であること。

おいらも日々、いろんな失敗をします。
失敗は沢山してもいいの。
その分、自分が成長できたら、その失敗はかけがえのない財産だ!:)

おいらは人が大好きだし、顔と顔を合わせて話がしたいです。

こんだけソーシャルメディアが発達した時代だからこそ、
痛みや悔しさ、苦しさを体と体で共「感」していきましょう:)

心のベクトル

こんにちは。
皆さん、お変わりありませんか。

おいらの周りでは、体調不良の方も少なくありません。
寒暖差、花粉、いろいろと気候の変化が激しいですよね。

体調には十分気をつけて参りましょう。

 おいらの方は、4月に撮影予定の新作「ノー・ヴォイス」
の制作準備中です。
ステキな原案を頂きまして、原作、脚本、監督を担当しております。

その次の作品も夏に撮影を控えておりまして、
現在ライターさんと3名でシノプシスを制作しております。

いろいろと打ち合わせや執筆が立て続いてて、
一日も休み無く稼働しております。

昨晩は、「わかれもの」と「The First Time」の合同打ち上げを行いました。
忙しい合間、駆け付けてくれたスタッフやキャストと共に、
楽しい時間を過ごすことが出来て、とても嬉しかったです。

畑中葉子さんからの手料理や、池田優菜さんからの手作りケーキなど、

とても幸せな数時間でした!:)

毎日沢山の方とお打ち合わせする中で、今年はいろんなステキな出来事が
沢山続いております。

大切にしたいのは、自分の思いを誰のために発信するかという
外に対しての心のベクトル、

何かが起きた時に相手ではなくて、自分を省みる内へのベクトル、
この考え方を大切にしております。

人はどんな人も完璧ではないですが、成長している人は、
輝いていて自然と笑顔が生まれてきます。
笑顔は笑顔を引き寄せて、ステキなことが沢山起きてきます。

相手を批判するのは簡単でも、相手の良い点を見つけるのはなかなかできないもの。

自分のしたいことを発信するのは簡単でも、誰かの必要のために発信することは習慣がないと出来ないもの。

おいらが大切にしているのは、そんな方向の違う2つのベクトルです。

外向きの笑顔ベクトル
内向きの修業ベクトル

この2つの掛け算が、人の心を大きく成長させるのだろうな、と
日々の生活からよく感じております。

Bigartさん〜「海の見る夢」

皆さん、

おはようございます。

気温も少しずつ温かくなって参りましたね。
如何お過ごしですか。

私の方は、新作の中編映画の準備やらイベントのお誘いやら
沢山の出逢いと笑顔を毎時間のように頂いております。

春日部のBIGARTさんが手がけられた地下道の壁画

デジタルサイネージ大学に参加

Loopparkさんの銀座のイベント、演奏がすごい!

「海の見る夢」池田優菜さん出演の短編映画の初号試写

何かを発信するということは、そこに繋がる誰かの感情を揺さぶって
その人たちの生活に響いていく。

アーティストさん、社長さん、メディアプロデューサーさん、
いろんなお打ち合わせで出るのは、
「何を用いるか」ではなくて「何を届けたいか」
デジタルが普及した時代だからこそ、大変大事なことだと思います。

サイネージ大学登壇者のお一人が仰ってましたが
ある経済学者の言葉に「ドリルを買う人はドリルが欲しいのではなく、開けた穴が欲しい」
まさにその通りだと思います。

映画の製作でも、企画/制作/配給と三段階に分かれておりますが、
予算が低くなればなるほど、制作の段階で留まってしまうことが大変多いです。

BIGARTさんの壁画のように、生活に響いていく作品を
しっかりと届けて参りたいと思います

久々に

大変お世話になっているAさんとお話しちゃいました。

お元気そうでなにより。

舞台頑張って下さいね;)

わかれもの(第4回)

皆さん、こんにちは!
如何お過ごしですか。

私の方は連日打ち合わせが26時くらいまで続いており、
現在映画のストーリーの執筆中です。

四月には新作の中編映画の撮影が始まります。
とてもステキな原案を頂いて、鋭意準備中です。

さて、今日は「わかれもの」にご出演下さいました
藤岡範子さんのご招待で舞台を拝見して参りました。

新宿のタイニイアリスという劇場で、

ここは何度か訪れたことがあるので、懐かしいなと思いながら、
打ち合わせ上がりギリギリで滑り込みました。

舞台上の藤岡さんを拝見するのは、初めてでしたので、
とても嬉しく思いました。

今回の「わかれもの」でも盲目の女性をしっかりと演じてくれております。

さて、前回お伝えした方は、オカリナ奏者のみるとさんという方です。
おいらと年齢が近くて、才能溢れるミュージシャン。
本作の主題歌も演奏してくださっております。

お友達のMさんを通じて、知り合いになり、
コンサートホールで聴いたオカリナの生演奏に感動して、
この度、オファーさせて頂きました。

オカリナはおいらが大の鬼太郎好きということもあり、
幼少期から憧れの楽器でした。
そんな方と、映画でコラボができるなんて、夢のような感覚です。

今回は劇中より、みるとさん演奏の1shotをお届けです。
みるとさんのHP、是非ご覧下さい。

短編映画「わかれもの」(第3回)

皆さん、こんにちは!
雪がシンシンと降っておりますね。
如何お過ごしですか。
おいらは、昨日横浜で打ち合わせをして来ました。
こんな天候よく来ましたねと言われました。
山形でも、ロケハンや撮影時に同じことを言われました。
十年ぶりの大雪だったそうで、地元の方々もビックリな豪雪。
おいらは、きっと雪男なんでしょうかね。
さて、この前はブログを書いた直後に、
エマニュエル氏からの連絡をもらい、いろいろなご縁は繋がるなと
感じております。
プラスな出来事はプラスを引き寄せていくんだなと。
私のサイトのタイトルである「わらしべ長者」もそんな意味合いがあり、
長者とかお金持ちになるとかが大切ではなく、
たった一つの「わら」、一見すると無意味に思えるようなものでも、
きっかけ次第でご縁が繋がっていく。
大切なのは、見かけや先入観ではなく、どれだけ今持っているものを
次に繋げていけるか、そんな想いを込めてタイトルを付けました。
さて、第3回目の今日は、最新短編作「わかれもの」に
ご出演くださった俳優さんたちをご紹介させて頂きます。
主演の高山かなさん
もう一人の主演の池田優菜さん、偶々ですが、尚美の声優科ご卒業。
おいらと同じ時期に学校にいらっしゃったそうで、ある意味教え子です(笑)
佐藤凛君! 返事がハキハキしていて元気っ子。
999の鉄郎みたいね!
清掃婦役の畑中葉子さん
スタッフの間で大好評な役柄でした!:)
駅長役にデジハリ堂の団長の南雲治嘉さん
トーマス役には、Mischaさん
おいらのルームシェア探しで知り合って、
偶々ベルリンに共通の知り合いが!!
マリアさん元気かしら☆;)
この方は?!

と半分ぼかしながら、次回に続きます。
現在、三月末に監督をする中編映画の脚本準備をしております。

夕方から描いていたシノプシス(概要)がようやく上がったので、
ちょこっと休憩、間もなくデジハリに出発します。
登場人物もまだまだいらっしゃいます。
近く更新致しますね!

今日も大雪みたいです。
寒さが厳しいので、体には気をつけて、そして足下も滑らないように気をつけて、
週末をステキにお過ごし下さい。

雪ってどことなく、温かい。

「The First Time」クレルモンフェランノミネート

皆さん、こんばんは。
今日は赤坂でお夕飯でした。
昨年は頻繁に外食をしておりましたが、
今年はめっきり少なくなっていたので、
平日の外食は、とても久しぶりでした。

赤坂はイルミネーションがいつ見てもキレイですね!

さて、昨日ブログを書いた直後にクレルモンフェランにいる
エマニュエルさんからメールが届きました。
私がプロデュースさせて頂きました「The First Time」が
クレルモンフェラン国際短編映画祭にノミネートされたそうです。

クレルモンフェランは、短編映画祭の中でも世界最大規模の短編映画祭です。
そこにノミネートされたことは、大変名誉なことです。

きっかけはデジハリの杉山学長からの電話からで、
そこからエマニュエルさんとお会いして、
スタッフの西川さんや、秀丸さんや、いろんな方々と知り合い、
八王子のデジハリ校舎で撮影が行われました。

いろいろなことがありすぎて、とても大変な撮影でしたが、
映画は最後、こうして苦労が報われる瞬間が何より嬉しく思います。

この経験は、今の自分に大変大きな糧になっており、
携わったスタッフの力なくしては成立しなかった作品だと思います。
全てのスタッフ、ご関係者に心より感謝を申し上げます。

短編映画「わかれもの」(第2回)

皆さん、こんにちは。
二月は一月と変わって、なんだか少し暖かいですね。

先ほどお買い物に言ったら、地面がほんのり濡れていました。
雨が降ったのでしょうか。
アスファルトと雨って、人工物と自然なんだけど、
どこか錆び付いた、都会っぽい匂いが大好きです。

さて、前回の続きで「わかれもの」の撮影日記です。

隆弘役の東武志さん

録音部の小川武さん

盲目の女性・吹役の藤岡範子さん

駅員の高山かなさんと演出確認

イギリスから訪れた外人役のMishaさんと助監督の西川文恵さん
撮影部は小柳秀丸さん、おいらよりも若いDPさんです
ランタンを放り投げるカットの撮影

線路も雪一色

このストラップがお話のキーになります。形も……

それぞれのキャストが個性豊かで、作品に登場しております。
おいらが企画する作品では、キャスティングには特に力を入れております。
その俳優さんが持っているもの、今までどんなことを感じてきたか、
どんな部分が得意で、演技の素晴らしさが何であるかとかを大事に致します。

高山かなさんとお会いしたのも、昨年の暮れでしたし、
東さんや藤岡さんには、2年前からこの企画の相談をしておりました。
助監督の西川さんとは、一年前にエマニュエル監督が日本で撮影をした
「The First Time」という現場で出逢い、
DPの秀丸さんも、その現場では助監督をされていました。

映画は、お金や時間、スケジュールなど、
全てを完璧にはできない中、今囲まれているものを
どんな風にして組み合わせていくかを大切にしております。

みんな個性があり、良さがあり、失敗もあるけれども、
失敗を沢山繰り返して、次の高みにチャレンジしたい。
おいらも、この作品は作品性を追究しながら、
次の高みに仲間とステップアップしたいと思い、発起致しました。

短編映画って本当に面白くて、突き詰めれば詰めるほど、奥が深いです。
世界には短編映画だけを創り続けている監督さんもいる位です。

今まで4つの短編映画を制作して、3月には中編映画の撮影を控えております。
この時期だから撮れた作品、この時期だから創れると覚悟ができた作品なので、
今までこの業界で感じてきた全ての物をつぎ込んだ作品になりました。
(次回に続きます)

短編映画「わかれもの」

皆さん、こんにちは。

一月の底冷えが和らいで参りましたね。
周りではカゼや体調を崩されている方が多いみたいです。
お変わりありませんか。

私は、年末〜数日前まで、駆け抜けた一ヶ月半でした。
最新作に当たります短編映画「わかれもの」の制作をしておりました。

自身にとって、四作目に当たります作品で、
「koganeyuki」以来のストーリー仕立ての大きな規模の短編映画でした。

業界でいろいろなことを勉強してきて、間もなく30を迎えます。
30まではしっかりと短編映画を勉強することをテーマに、
23歳から今まで映画業界に携わって参りました。

短編映画の魅力や面白さ、そして映画を通じて波及していく地域の魅力や
関わる人たちの温かさ、
今自分が持っている全てをつぎ込もうと、制作した作品です。

準備やご挨拶回り、キャストやスタッフの声がけなど、足掛け2年近く掛かった
作品でしたが、発起してとても良かったと思っております。

映画は携わる数が、想像以上に多いため、
思わぬところでトラブルや、労苦が多々出て参ります。

ただ言えるのは、その人たちに理解してもらい、
撮影をさせてもらうという、制作者側の気持ちが大変大切だと感じております。

時間、お金、関係者、天候などなど、いろいろな条件が重なり合う中で、
トラブルを回避することも大切なのですが、
トラブルが起きたときにどう対処していくか、
実は後者の方が大切だったりすると感じております。

さて、今回のロケーションは山形の赤湯駅で始まりました。

風情のある駅舎です
中もステキ!;)

山形鉄道名物列車。「Swing Girls」列車もあるんですよ☆

駅員役の高山かなさん

来渡[くると]役の佐藤凛くん

総勢30名近くのスタッフとキャスト

今回は、完全自主体制での作品制作で、集まってきてくれた方々は、
身近な仲間たちが一斉に集ってくれました。
年末年始を挟み、いろいろな事情が出てきた準備段階でしたが、
工夫と努力でクランクインを迎えることができました。
(次回に続きます)


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