教育が地域やロボットと連動していく
それぞれのビジョンやターゲットのベクトルが近しいこともあり、
横連携が生まれてきている状況です。
時代の流れもレイヤーの時代、いろいろな層を重ね合わせていく時代になったと
思います。
佐々木俊尚さんの「レイヤー化する世界」ではウチとソトの概念が崩れてくると
お話されております。
まさに、その感覚を実感しており、それが標準な世の中なんだと思っております。
中世から近代国家まで国に仕組みの変化とインターネットの場との関係性 |
著書から一部、佐々木さんのお言葉を引用させて頂きます。
『「第三の産業革命」は先進国のウチとソトをなくし、
先進国も新興国も含めてひとつの大きな〈場〉をつくり、
ウチソトの境界を消滅させようとしています。
しかしそれは、いままでウチソトの境界に守られて豊かな生活を
してきた先進国の人たちにとっては、恐怖でしかないのです。
だから彼らは、もうすでになくなってしまった境界がまだあると思い込み、
「ここに境界があるんだ!」と叫び、ソトの世界をにらみつけています。』
人との関係がフラットになってきた現代、
大切なことは、場を通じて、向き合っている個の関心がどこに向いているのか、
どのようにコミュニケートをしていくと双方向にポジティブを享受しあえるのか、
そういう共益共存の時代になったのだと感じております。
先週末は、大学・企業・そしてロボットのコンソーシアムなど
様々な機会を頂きましたが、
それぞれが、社会に対して、なにか時代よりも先駆けてアイデアを創出し、
横連携を取っていくことで、掛け算の理論から、
強固な関係とビジネスモデルの発信を打ち出していこうとされる姿が大変刺激的です。
小生の「あまのがわ」も、各業界の方々より、応援を頂き、
ゼロックス総研の小串社長のご紹介で
ユナイテッドブックスの神澤社長とお会いし、
次回作の分身ロボットOriHimeをモチーフにした
映画「 あまのがわ」の制作に向けて、力強い応援を頂くことになりました。
屋久島の持つ大自然の息吹が、人間の豊かさに対してのアンチテーゼのように思え、
大切なことは身近な営みに対しての畏敬と感謝。
そこから、他者と幸せを共有していくあり方へと発想が繋がっていき、
自分から他人に向けて貢献していく姿勢が、
教育をより明るく豊かにしていき、そして地域の子供たちから
問題意識の提示や、社会との主体的な関わりが芽生えてくる。
地域>>教育>>ICTは21世紀における経済発展の3要素のように
小生は考えております。
子供達が生き生きと主体的に学びを楽しみ、
地域に対しての関心を喚起していき、世代を越えて交流や情報収集を行い、
ICTを駆使して、発信・運用していくことで、インバウンドにも繋がる経済効果が
創出されていく。
そんなモデルを映画制作を通じて、実践していきたいと小生は考えております。
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