21世紀型教育機構さんに「シネマ・アクティブ・ラーニング」をご見学いただきました
たくさんの方々にご見学や取材をいただいております。
貴重なコメントをいただきました21世紀型教育機構さんに
心より感謝をしたいと思います。
http://21kai.com/ja/pbl
貴重なコメントをいただきました21世紀型教育機構さんに
心より感謝をしたいと思います。
http://21kai.com/ja/pbl
前回記述しました通り、「主体的かつ創造的な学び」の習得は、この相関関係が大切であると考えております
Apple TVとAir Playのおかげで無線で映像を流せることは、
本当に便利になったなと思っております。
映画祭のテーマである「チャレンジ」を元に
【3つの手法】
・実写映像 ・クレイアニメ ・プログラミング
【役割】
・監督 ・脚本 ・撮影 ・俳優 ・小道具、美術制作
【第9週:映画祭用作品制作ACT2】
とあるチームは仲違い、とあるチームはメンバーが2名いないという状況。
チームを解体して、別れさせることは簡単ですが、
何より大切なことは、相手の存在を受け入れ、
すぐにめげずに交渉や解決に向けて動いていく姿勢だと思っております。
作品制作は、順当なことばかりではありません。
撮影場所がかぶればお互いに折衝をしなければなりません。
相手の存在を認めながら、自分がこの場において何ができるのかを
考える習慣づけを促したのです。
ですので、小生も一緒に授業をしている教師とも、
何か答えを導くことはしないように努めております。
傾聴し、質問を投げかけ、途中までの成果を讃える。
遊んでいる生徒がいたら、怒ったりは勿論せず、それでいいの? と投げかける。
学生は、いいもん、俺の役割はまだだから、と答えたりするのですが、
そのうち気づくのです。自分が何かをやらなければいけないという瞬間を。
【授業進行で大切にしていること】
・具体的な指示を伝えない
・順調? どこまでできてる? と経過を確認する
・困っているチームには、何が問題? と尋ねる
品田先生、早速学生さんたちの様子をiPhoneで撮影!
さすがの行動力です!
【第10週:映画祭用作品制作ACT3】
中学校の男子学生さん220名ということで、小生も母校が男子校、
とても懐かしい感覚でした。
とても広くて素晴らしい校舎でした!
設立からまだ50年ちょっとと伺いビックリ致しました。
4月に出来たばかりのホールがメイン会場となりました。
後方部が座席で、前方が動き回れるステージ的な空間となっており、
これはスゴイ!! と思わず、目を丸く致しました。
午前最初のワークは「鑑賞理解力ワークショップ」から行いました。
最初は何が始まるんだという雰囲気から、皆さん徐々にのめり込んでくださり、
積極的に発言していきたいというグループがドンドン出てまいりました。
印象としては、飲み込みがとても早い学生さんたちだなという印象でした。
今回は、クラスをまたいで40近くのグループに分かれてもらいましたが、
学生さん同士の雰囲気も、明るく、雰囲気はとても良かったです。
小生も学生さんたちの熱心なまなざしに、トークも次第に
熱を帯びてまいりました。
「物語発見力ワークショップ」では、秋ということで「発見」をテーマに
物語を作ってもらいました。
グループによってもアイデアにかなりばらつきがあったため、
ワールドカフェ形式で他のグループとの知的交配を促しました。
最終的には、とても魅力的な構成の物語となり、
さすが、日頃から国語力や論理力が鍛えられているんだなという感触を覚えました。
午前最後のワークは、「演技表現力ワークショップ」です。
このワークは、皆さん、かなり驚かれたみたいで、
周りの視線が気になったり、誰かと一緒の行動をしたり、
左脳が鍛えられている方々は、反面右脳のこの部分が不得手なんだなということを
改めて感じました。
限られた時間ではありましたが、ムードメーカーの二人の学生さんに促されるように
ポジティブかつアクティブになっていかれる様子が、なんとも嬉しく感じました。
なんとなく自己表現って照れくさいな、という雰囲気。 この時代、自己表現こそ、大切なスキルだと感じております。 |
お昼休憩を挟み、午後は午前のグループ40チームが分かれて
75分程度で1分程度のショートフィルム制作に向き合ってもらいました。
広い校舎を使って、各々のチーム様々なアイデアで思考を巡らして
制作に向き合ってもらいました。
完成した上映は、時間の関係で5チームだけとなってしまいましたが、
発表してくれたそれぞれのチーム個性的で、しかも面白い!
演出、構成、カメラワーク、それぞれが限られた時間の中で工夫しながら
作品を完成させて、勇気を持って発表をする姿はなんとも感動的でした。
いつも思うのですが、子供たちの才能や感性は大人を凌駕するものだと思っております。
自分たちの作った作品を仲間に観てもらい評価を受ける。
その感想がダイレクトな表情で返ってくる。
このリアルタイムなコミュニケーションこそ、
iPadやデジタルが普及したからこそできる自己表現、他者理解を
直感的に受け入れることができるものと感じております。
1日を通じて行った「シネマ・アクティブ・ラーニング」
学生さんたちが、自分たちに何ができるのか、
仲間に向けて何を貢献できるのか、
そして失敗することもチャレンジであり、大きな成長の一歩であることを
感じ取ってもらえた時間ではないかと思っております。
夜は、本講座をご見学下さいました担任の先生方とのお夕飯でしたが、
貴重なご感想をたくさん賜り、とても盛り上がりました。
特にベテランの50代の先生方がご評価くださり、
「感動を授業に盛り込むことの大切さ」や
「学生さんが生き生きと課題に取り組む際の促し方に感動しました」
とお褒めの言葉を沢山賜りましたこと、とても光栄に思いました。
映画がこんなにも教育と密接であることに感化されたとのお言葉が
本当に嬉しくて、小生が行いたかった
学生さんの成長の姿を観て、先生方がマインドセットされていくという
狙いが今回行えましたこと、とても嬉しく感じております。
ここで感じるのは、学ぶにも「ハレ」と「ケ」の存在があるということです。
小生は長らく、予備校講師をやっていたので、
当時のことと、今の自分を比較するとこんな感じです。
大切なことは、双方の機会を創出することだと思っております。
いかにして、学生さんたちが「学びは面白い」「ためになる」と思える内容を
提供できるか?
そのためには、教える側が感動を体感して、
自分なりの教授法に感動を盛り込めるかだと思っております。
「教科書とは与えるものではなく、自分で作り出すもの」
が小生の持論です。
今は、小生は全国各地で講演会やアクティブ・ラーニングワークショップを
行っておりますが、
やりたいことは、自分も成長して、その瞬間に感じたことを
皆さんにライブでおすそ分けする。
実はそれこそが、教育現場における教室である
という考えを伝えたいというミッションを持っているからなのです。
一昨日は、東北工業大学さんで特別講義をさせて頂きました。
今週は、京都・大阪に参ります!
来週は、都内で講演会です!
どんな方々に出会えるか、今からとてもワクワクしております!