2016Archives

次回作「あまのがわ」クラウドファンディングを開始いたしました

前作「ノー・ヴォイス」から3年、お陰様でのべ1万人以上の方々に作品をご鑑賞頂き、
多くのご好評の感想を賜りました。
小生自身も作品と向き合うことで、生きることとは何なのか? 幸せとは何か?
動物と人間との関わりは何か? と考えさせられるきっかけとなりました。

この活動で感じたことは、全国に様々な方々が犬猫を愛し、
小さい命とちゃんと向き合い、活動をされているということでした。

なかなか社会で取り出されづらい問題だった殺処分も、
昨今は声を上げて、皆さんで力を合わせて、
問題解決をしようとされている動きがあることに頭が下がる想いです。

大切なことは小さくでも、続けていくこと、
具体的なアクションを起こしていくこと、なんだなと思っております。

そこで、次回作のテーマは「踏み出す勇気が、自分を変える」という
自分を超えるための挑戦を描いてみたいと思ったのです。

いじめられて自分を見失ってしまった少女と
分身ロボットOriHimeとの屋久島の旅。
自分自身を探す心の旅です。

ティザー映像のナレーションを杉本彩さんが担当してくださいました。
撮影は来年を予定しております。
皆様の温かいご支援、応援のほど、何とぞ宜しくお願い致します。
https://local.camp-fire.jp/projects/view/9350

ラーニングスプラッシュ@兵庫県・佐用町での「シネマ・アクティブ・ラーニング」

皆さん、お盆休みはゆっくりされましたか。
小生は当社スタッフと共に、ラーニングスプラッシュという
学びの体験合宿に講師・撮影部隊として参加させて頂きました。

先生仲間のえとーさんと、桑原くんというお二方が主催されている
「オーガニックラーニング」の合宿編として、
全国各地より様々な講師の方々が参加し、オリジナルのワークを開催。

先生方も参加者として、受講され、学生と教師が垣根を越えて、
意見を交し合うという内容です。

学生さんたちが懸命に作ってくださいました!

佐用町には初めて訪れましたが、大自然が残っていて、
空気も食べ物も大変美味しく、泊めてくださった高橋さんという方の
古民家もとても素晴らしく居心地がとても良かったです。

廃校になった学校で二日間に渡り、講義と学生さんのプレゼンが開催されました。
小生は前日入りして、スタッフと現地を下見。
初日の講義でしたので、Keynoteを出発直前まで入念に仕込んで、
開催させて頂きました。
「地方創生」「新しい学び」「体を動かす」
どれも「シネマ・アクティブ・ラーニング」で行えるワークだったのですが、
小生が元来よりテーマにしておりました「地方創生」をご用命頂き、
相馬野馬追からシビックプライド、シティプロモーションを取り扱いました。

地方創生というお題で、32名の方々に2時間ワークをさせて頂きましたが、
皆さん、ステキなアイデアやチームでの課題に取り組んでくださり、
まさにアクティブラーニングの姿勢を分かち合えたと感じております。

ご経験豊富な各地の先生方にもご参加頂き、
とてもご満足の感想をたくさん頂き、大変嬉しく感じました。

松嶋先生、皆川先生、米元先生、平野先生、福島先生など、
第一線で活躍されている先生方と、連携を取りながら、
開催ができましたことも、とても光栄に感じております。

なんと言っても佐用の町の方々のご尽力無くしては成り立たなかったことと思います。
ステキな炊き出しをご提供くださり、食が私たちの体の原点であることを
改めて感じさせて頂きました。

夢山農園」の高橋ご夫妻には、特に心より感謝致します!

そして、素晴らしい企画を思い切って開催された
オーガニックラーニングの江藤先生、桑原君に心より感謝したいと思います。

ステキな皆様と出会えて、とても幸せでした!

そして、その足のまま、大好きな赤穂にも立ち寄り、
皆さんと夕飯を食べました!
とてもステキな時間でした!!

素晴らしい出愛に心より感謝致します!^^

2:6:2の法則が4:2:4の法則に?!

皆さん、どこかで2:6:2の法則というのを聞いたことがあると思います。
働きアリの世界では、
せっせか働くアリ:適度に働くアリ:怠けるアリ=2:6:2
の比率だという者で、
一般には社会人においても
積極的な社会人:それなりに働く社会人:怠けてばかりの社会人=2:6:2
と言われております。

ところが最近は、中間層がめっきり減ったよね、と仲間と話していたのです。
自身も俯瞰していろいろと周りを考えると
確かに無難な人、それなりの人という数は、
10年前、20年前に比べると変わってきたなと感じております。

比率でいうと、4:2:4のような感覚でしょうか。
意欲的な方とそうでない人の数が増えて、
間の層が少なくなってきているという仮説です。

テクノロジーの急速な時代の変化、
知識詰込み型から、ゆとり教育という緩やかな環境に変わり、
アクティブラーニングという主体性・協調性を重視する教育になり、
とても目まぐるしく人の育て方、接し方の環境が変わっているためだと思われます。

となると、主体性のある層とそうでない層が大きくなり、
例えば、何かを教えたり、育成したりする際にも、
そのやり方のの方法は様々になっているということが言えるのではないでしょうか。

今まででしたら、真ん中の6を上に引き上げることを目標とした
育成プログラムをしていたら良かったはずですが、
これからは、如何に4の層を向き合っていけるか?
が重要になってくるのだと思っております。

緑の4の層と向き合うには、向上心や貪欲さといった
フロンティア精神というよりも、
その人のできることを限定し、できる限り絞ってあげることが
必要になるのかもしれません。

如何にこの層の人たちが取り残されないように
かつ意欲を無くさないようにモチベーションや個性を尊重させてあげるか。

自身もいろいろなスタッフと接し、対応をしていると、
その部分をいつも考えさせられます。
彼らは決して能力が低いわけではないと思います。

その個性を如何に向き合ってあげられるか。
その部分がアクティブラーニングと共に、カウンセリングの手法が
教育に大切だと思う所以なのです。

上位の4の層は主体性を持ち、リーダーシップを持てる。
下位の4の層は主体性は持ちにくいが特定のことには長けたり、
のめり込むことができる。

そんな磁石でいうと、NとSのように属性が違う人間が
お互いの良さを尊重しあえるような関係性を育んでいく。

相互が協働のあり方をもって、共に手をとりあうというだけでなく、
相互が各々の属性を理解しながら、弱さを補完をし合っていくという発想が
必然になってくるのだと思っております。

アクティブラーニングとペイフォワード

おかげさまで小生のシネマ・アクティブ・ラーニング、
様々な企業様にご関心を頂いております。

そもそもアクティブ・ラーニングに惚れ込んだことから
8年近くかけて構築してきたのがこのプロジェクト。

映画がもっと教育の現場に。
もっと教育をクリエイティブに。エンターテイメントに。
を目標に行ってきた企画です。

ICTやAIが発達する中で、本構想はまだまだ改良を続ける必要があります。

その中で、思うことは、アクティブラーニングと他者貢献=ペイフォワードは
両輪であることに気づいたのです。

主体性を持つことは素晴らしい、
海外に立ち打つことは大切だ。

その中で、それを実践で行うには、
自ら進んで誰かのために何かを行う。
誰かを支える。サポートをする。

そんなペイフォワードが必然的に一緒にならねば、
成立しないなと思ったのです。

例えるなら、男性と女性でしょうか。
違う性質の生き物がなぜ、必要か。

それは一つのものが占拠することは、
自分の可能性を狭めてしまうこと。

自分を成長させてくれるのは、
自分だけではできず、他者の新しい機会・刺激によるものなのです。

アクティブラーニングもチームビルディングの発想から
他者との共創・協奏が必要ですが、
その概念を越えて、無条件の他者貢献
なくしては、同じ価値観の方との共創、ステイクホルダーとだけのwinwinの関係、
となり、今までの個としての定量的価値の追求が
個×個での定量的価値の追求になるのでは?
と思った次第です。

定性的価値の追求を教育において行うには、
ペイフォワードを如何に教育に取り組んでいくか、
そのことがとても大切なんだと気づいて、その追究を
して参りたいと思った次第です。

Storys.jp・大手予備校の教壇から「大学なんて行かなくてもいい」と叫んだ結果公開しました

久々にSotyrs.jpの新記事を投稿致しました。

大手予備校の教壇から「大学なんて行かなくてもいい」と叫んだ結果

学生時代のことから、予備校時代のこと、現在の活動に至るまでの歴史を
綴りました。

ぜひ、ご笑覧くださいませ。


Storys.jp・大手予備校の教壇から「大学なんて行かなくてもいい」と叫んだ結果公開しました

Splash Point〜社会は平面波から球面波の世界に〜

あっという間に七月が終わりですね。
お陰様で各地に伺わせていただき、業種問わず、
様々な方とお会いさせていただいております。

それぞれのお打ち合わせで思うことは、
皆さんのお仕事が社会にどのように寄与していくのか、
単発ではなく、持続的にそのお仕事がどう展開していくのか、
その発想を大切にしている方とのお打ち合わせが
増えてきたと思っております。

例えば、単純に
「今回映像を作って欲しい」「特別講義・講演をして欲しい」
というだけではなく、
「その映像を作ることで、どのように効果が展開されていくか」
「講義や講演をすることで、それが学校や学生さんの今後にどのような成長に繋がるか」

と言った内容です。
大切なことは、そのお仕事に対して関係者が主体性を持って取り組んでいき、
さらにその主体性の輪を広げていこうという発想がある方と
昨今連携を取っているなと思うのです。

物理だとホイヘンスの原理というのですが、
球面波の波面にそれぞれ波源があって、
また小さい球面波を生み出しいていき、大きな円になるという原理なのですが、
まさに仕事の進め方もマーケットの考え方も
このホイヘンスの原理だなと思うわけです!

平面波も球面波になることができます。
隙間を絞ることで、球面波の波源になりうるのです。

物事の進め方も、この発想を活用できるだと思っております。

・広がり過ぎていたワードをドンドン絞る
・広がり過ぎていた関係者をコアなメンバーに絞る
・今まで見ていなかった視点をあえて向けてみる

意外と身近な箇所にこの点(「Splash Point」と名付けましょうか)は
存在すると思っております。
この議論は、また引き続き掘り下げてみたいと思いますが、
皆さんも身近なSplash Pointを見つけてみませんか。

都内の高等学校でキャリア教育講座にて「起業×シネマ・アクティブ・ラーニング」

本日は高等学校の「起業ーアントレプレナーー」という講座で
「シネマ・アクティブ・ラーニング」を開催!
高校生のフレッシュな感性を引き伸ばせるよう、
かなり工夫をしながら構成しました。
教頭先生も参加していただきましたが、何より積極的だったのが、
教頭先生! さすがです。
アンケートの満足度も大変高かったのですが、
都内のいくつかの高校でやっていて気づくことは、
地方の高校よりも対話する姿勢が圧倒的に消極的ということです。
自分から語る・わからないことを相手と議論する・質問を投げかける
ということができない学生が多いのです。
自分がこの活動でやるべきことは、
そういったモチベーションや、議論をすることの楽しさを
如何に伝えていくかだと思いました。
アクティブ・ラーニングは学習効率が上がりますよ、
という表層的な目標ではなく、
他者と協働・共創していくことの楽しさ、難しさ
それを乗り越えて達成することの素晴らしさを
伝えていくことが大切なんだろうなと思っております。

映画「ハッピーフライト」に見るコミュニケーション術

本日、打ち合わせに出かけている車中で、
こんな記事を見かけました。

「優秀なのに出世しない人」の不幸グセ4選

『はじめての自分で治すこころの教科書』を書かれた
神田 裕子さんの記事ですが、優秀な人に見られる不幸癖パターンには
 ①完璧主義 ②依存性 ③対人過敏 ④自己否定
があるとのこと。
各項目は、リンク先をご参照頂きたいと思いますが、
小生もよくこのことを考えます。

学歴がよくて、一般に頭がいい、優秀と言われる人の中に多いのが
これら1〜4の傾向。
他人とズレていることに気づかず、上から物事を言ったり、相手を傷つけたり。
そして、そのことに気づいていない井の中の蛙状態であったり。


20世紀まではそれがある程度、通用したのでしょうけど、
21世紀は情報編集型社会。
相手と向き合って、如何に良好な関係性を構築できるか。


相手の気持ちに寄り添える姿勢が、とても必要なんだと思います。


先日、NETFLIXで公開中の「火花」の古賀統括プロデューサーと
お夕飯をご一緒させていただいた際に、
NETFLIXに一ヶ月トライアルで加入したため、
たまたま表示されていた「ハッピーフライト」を深夜拝見致しました。


おいらが一番最初に作った「サクラ、アンブレラ」にグランプリを授けてくださった
桝井省二プロデューサーの作品です。
この映画の矢口監督は、ユーモアに富んだ作品的が、お得意ですよね。
個人的には、ウォーターボーイズやスウィングガールズの方が
断然好きですが、
大変面白く拝見させていただきました。


新米パイロットと新米キャビンアテンダント(CA)の奮闘劇で、
ある種の群像劇的な演出の構成になっていて、
空港を軸に様々な職種の人たちが繋がりながら、
トラブルを乗り越えていくというストーリーです。


新米CAを演じる綾瀬はるかさんのおてんばぶりが好演技を博しております。

この中で、チーフCAの寺島しのぶさんが、部下のCAたちの失敗に対して、
大人な態度で乗客に接するわけなんですが、
まあ、その姿勢がとてもステキな訳です。

その中で、一つだけエピソードをご紹介させて頂きますと、

お客用の機内食で牛と魚の二つを用意されていて、牛を配り過ぎて無くなっってしまった時、
チーフCAの寺島さんがこんな風に言うんです(正確ではないです)。
「香草で美味しく焼きあがったこだわりの魚とビーフ、どちらがよろしいですか」
って。
本音を前面に出さずに、かつお客の気分も悪くさせずに、双方が得をする。

他にもファーストクラスのデザートやら、
他の部下のCAがお客を激怒させた時にお客をなだめた名ゼリフなど、
この作品は寺島さんのセリフがとても光る作品でした。

ここで学ぶべきことは、前述にあった4つの真逆の発想です。

先ほどの神田 裕子さんの4項目からこう考えてみました。
こう考えると、日本の詰め込み型の教育では足りない素養がたくさんあることに気づきます。

如何に、物事を許容しながら、取り組んでいき、
自分からいろいろな視点や選択肢がないかを考える姿勢で臨み、
向き合っている人の目線に合わせ、立ち位置を感じながら、
これで良いんだという自尊心や達成感を生み出していく

ことが大切なんだということだと思います。

そう考えると、実は自分のことを振り返りながら、
当社の紹介をさせて頂いたプレゼンに自然とつながっていくなと思ったのです。

社会に出ると、多種多様な人に囲まれ、
グローバル化が進む中で、価値観の多様性は急速に拡大をしております。

社会の急速な変化の中に求められることは、
自分自身も変わることを恐れずに、そこから自分らしさを確立させていくという
相反する二つのことを相互で織り交ぜながら模索していく在り方なんだと思います。

そう、それはあたかも方位磁針を掲げて歩き続ける旅人のようなものなのかもしれません。

「コンパス理論」みたいな考えが構築できるかもしれませんね!



「学生」と「生徒」の違いとは?

だいぶ前に社会人向けの専門学校様のお仕事をした際に、
社長さんに言われた言葉に

「監督、実はうちの学校では生徒という表現は使っておらず、全て学生なんです」

と言われたことがありました。

一度も考えなかったことだったのですが、

「生徒」は受け身で従順な立場
「学生」は自ら主体的に学んでいく立場

のような意味合いに分かれるそうです。

へー、全く気づきもしなかったと、当時感じたものです。

確かに、高校生までは「生徒」と使っていても、
大学生からは「学生」という表現だなと。

英語だと、「Student」ですよね。動詞の「Study」とつながっており、

主体的という意味合いがあり
例えば「Stone」「Street」という意味の語源に近いものがあります。

「Stone」は粒が連結して硬い性質。
「Street」はドンドン続いていく視線。

どちらも「学生」の「Student」の意味合いそのものだと思うんです。

当社のCFOが偶々言っていたのですが、

『大学での学び、アルバイト、サークル、仕事を始めてからの経験、等々の、
何らかの「実際の経験」の中から、
こうありたいという道を見出すことがその後の道に繋がっている気がします』

自分から進んでこれを学びたい、こういうことが大切なんだ、
と感じて、思うことがその人生の道を作り、それを突き進んでいく。

「学び」や「学問」とはそういうものだと小生は思っております。

日本の場合は、学びは受動的という意味合いがとても強かったことが伺えます。
逆に海外の場合は、学びはとても強固なものであり、
自分から突き進んでいくというものなんだということなんだと思います。

20世紀までは、高校生も生徒でしたが、
もしかしたら、アクティブ・ラーニングの主体性が求められている中で、
どんどんと表現も「学生」に統一されていくのだろうなと
ふと、思いました。

カークパトリックの研修効果〜ワークショップサミット開催報告・質疑応答編・後編〜

質問2:「ワークショップで食えるの?」


テッチャン:ワークショップだけで食っている人は全国にはそんなにいないと思ってて。
でも、お陰様で(自分は)食っていけるようになって。
ただ、ワークショップは、何かと何かを組み合わせていると思ってます。

商社で食うには、英語ができて始めて仕事になる。
田丸さんなら、小説とワークショップ。
松本さんなら、法律とワークショップ。
(古新なら)、映画とワークショップ。
体験してもらいながら、学んでもらって。
初めて食えるのかなと。
おいら:僕らにとってはきっかけに近いんです。
好きな映画は見たいけど、関心ない映画は見ない。
でも、好きな人の映画なら観てみたい。
田丸さん:結局、僕のワークショップは本の売れる率が桁外れです。
手に持ってもらえる機会が増えるというのは嬉しいです。
作り手としてワークショップはとても有効です。
作り手でワークショップをやっている人はほとんどいないです。

おいら:松本さんも行政書士だから、遺産相続とか実務に基づいた相談がありますよね。
松本さん:お互いのことを知る機会になるのがワークショップの特長ですよね。
田丸さん:受講料ですよね。
開催にあたり、スペースはどうするの? とか。
料金の兼ね合いとか。
後、どれだけコネとか伝があるか?
コンテンツがあるかどうか?

アウトプット=成果物を持って持って帰ってもらえるかどうか。

それが参加料を取れるかどうかだと思うんです。


質問3:「ワークショップ実施後の効果の測り方とか?」

カークパトリックの研修の効果という4段階というのがあって。
1が反応、2が学習、3が行動、4が結果。

1っていうのは、アンケート。
2が学習。参加者の方が覚えているかどうか。
3が行動。やる前に変わったかどうか。
1とか2ってテストとかで結果を可視化できるのですが、
3や4はフィールドワークとかをしながらでないと見えづらい。
松本さん:そういう意味では、何回か開催して効果を測るというのはいいかもしれませんえ。
田丸さん:松本さんは日頃どうやって効果を測ってますか:
松本さん:私は親子自転車っていうワークショップをやっていて、
それに参加するたびにシールが増えていって、知識も増えて、事故も減っていますと
言われると嬉しくて。
田丸さん:僕なんかは小説のワークショップをやって、追跡したりとか。
文学賞に応募してくれたと言ってくれたり。
おいら:思うことは、こちらの思ったこととは違う効果があるんだと思います。
先生のワークショップを受けたから、こういう風に思い切って行動してみることにして
みましたとか。
受講者の方なりに、私はこういう風に取り入れましたという風に置換してもらえることが嬉しいです。
テッチャン:人それぞれ気づきが違うわけですよね。
おいら:ワークショップを開催する方が、自信を持つこと。
ファシリテーターは経験が増えていくと、知った顔ぶりになると思うのですが、
自分も何かを吸収したいという姿勢、一緒に何かを作りましょうという
場づくりが大切なんだと思っています。
企業の打ち合わせなんかもそう思ってます。
田丸さん:今、おっしゃったことは大切ですよね。
「自分のこと」というキーワードを思っているのですが、
毎回毎回ワークショップをやっていて、僕にとっては僕得なんですよ。
いろいろなアイデアを頂くことができる。
考え悩んでいる人がいたら、即興をするんですよね。
あ、なるほど。こういうアイデアなんですね、と。
その瞬間にアイデアを広げるトレーニングをしている訳なんですよ。
だから、古新さんが仰った通り、講師は傲慢ではいけない、なりようがないんですよね。
For Meがみなさんのためにも糧になっている。
自分のためでもあり、だからと言って驕らずに、みなさんと一緒に成長していくという
考え方を持っています。

    質問4:「具体的にどうやって依頼を受けるの?」

松本さん:自分の場合は、どういうことを解決できる人なんだよと伝えて、
その関係で茨城に呼ばれたり、学校で呼ばれたり。
SNSで発信することがいいです。
田丸さん:HPにお問い合わせフォームを作っておくことが大事だと思っております。

     質問5:「開催するにあたって大切なことは?」

テッチャン:最初僕がやったワークショップは幼稚園からの友人二人でした(笑)
普段しないような真面目な話をしたら盛り上がって、そこから輪が広がって。
まずやってみて、フィードバックをしてみて。
さっき田丸さんが仰った通り、僕自身にも答えが明確にはなくて、
僕も学びがある場を作りたいと思っています。
おいら:目先のことだったら、ロボットとかyoutubeでいい訳で、
なぜリアルな場所に来ているかというと、
その場所でしかできないことを対面しながら、
いろんな価値観の人とぶつかり合うことは人間でしかできなくて。
今、日本の統計上の自死者の数は3万人と言われています。
新型うつも流行っています。
社会問題がいろいろとあり、課題を解決していく上で何が大切かという中に
ワークショップを開催する気持ちがあります。
経済効果を求めていくには、文化や精神が大切だと思っています。
見えないもの、愛や感謝を伝えていきたい。
人を大切にしなさいと言われてもできるものではないけど
少しずつトレーニングをしてもらいたい。
私も講師として何百回繰り返したから、人と向き合えるようになって。
アクティブラーニングもそうで、先生というのは完璧ではないし、
逆に偉いという立場でもない。
先生という立場の人ほど、修業をして、トレーニングをしなければならないと思ってます。

ワークショップを開催することは自分を成長させる大きなチャンスだと思っています。


田丸さんいいですね!!

という白熱した対談で時間が終了となりました。

みなさんから多数の貴重なアンケートを頂きました。
ぜひ、第2回目を開催したいと思っております。
ご参加誠にありがとうございました!

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