聖徳学園とアクティブ・ラーニング
物珍しそうに興味津々な松本は積極的にPEPPER君に声を掛けるも、
話がチグハグ(笑)
ご機嫌斜めなのかしら?
聖徳学園さんでは、小野先生を筆頭にアクティブ・ラーニングを積極的に
行政書士の資格を取ったので、
松本と小生とPEPPER君! |
校長先生のステキなお人柄が校風を象徴しているように感じました! |
聖徳学園さんでは、小野先生を筆頭にアクティブ・ラーニングを積極的に
松本と小生とPEPPER君! |
校長先生のステキなお人柄が校風を象徴しているように感じました! |
なんでこんな話をしたかと言うと、
彼女たちの面白いところは、モーニング娘。やAKBのように
アイドルとしての可愛さを売りにしているのはもちろん、
楽曲がアイドルとは懸け離れたメタルを楽曲に取り入れているところなんです。
例えば、プロダクトなんかでも、
チョコレートとお茶の商品を組み合わせたこちらとか。
文房具もメイクグッズと合体したのがこちらとか。
昨今、コラボ商品がとても流行っております。
商品がヒットしていくには「進化型」と「協働型」の2種類があると思ってます。
とことんそのものの性能や質を追求していき価値を高めていく「進化型」と
ある程度の価値が見出せた時点で何かと融合させることによって独自の価値を創出する「協働型」
日本人の気質からすると、匠を追求する進化型が美とされてきたのではと
小生は考えます。
物事の一つを徹底的に追求する職人気質です。
一昨日のブログで書いた通り21世紀は、情報を処理する時代から
編集するの時代へと変化を遂げました。
ソーシャルな在り方が標準化し、
フラットな関係で相手を尊重し合う発想が標準となり始めております。
商品や情報が協働型になっている中、
教育の世界もこの協働型が求められているのでは? と思うのです。
アクティブ・ラーニングも時代の流れに沿って、
個人の価値を深めていくだけでなく、
他者との協働の中で価値を創出していき、社会との接点を生み出していく。
実は数学や英語など教科や文系・理系などの区別も越えて、
創造を楽しんでいくという発想が、
アクティブ・ラーニングの根底にあるのだと考えております。
こうなると学年や世代を越えて、学びを享受しあい、楽しみ合う。
日本が江戸時代に日常であった「寺子屋」の考え方、そのものではないのでしょうか。
アクティブ・ラーニングという言葉は、
実はアクティブリスニングから来ているのでは?
と個人的には考えております。
アクティブリスニングとは、コーチングの理論で、
信頼関係を気づくのに必要な傾聴の姿勢です。
日本人は対人関係が苦手と言われておりますが、
世間や空気というものを重んじるがゆえに、
言葉で発しなくても空気を読め、という風潮が漂いがちなんだと思います。
満員電車なんかを見てもそうでしょう。
押し合いへしあいしながら、人を倒してでも電車に乗り込み、降車する。
あれには、黙っていてもちゃんと行動しろよ、という日本人的な潜在意識が
あるからだと思います。
ですが、小生なんかは、一声掛け合いながら、降りればいいのになと
思えてなりません。
昔と現在とでは、社会の風潮は大きく変わっております。
時間の流れも早ければ、情報も散乱している。
社会の当たり前の風潮から、一歩視点を変えてみる、
行動を変えてみるということは大切だと思い、
先ほどの満員電車の例ならば、
小生は必ず自分から声を掛けることが日常になっております。
学びにおいてもこういうコミュニケーションのあり方が基本にあり、
主体性や自発性が促されると考えております。
対人関係をよくしていく発想の一つに
「アクティブリスニング」というコーチングの理論がございます。
価値観や立場が違う相手との信頼関係を築く際に、
「積極的傾聴=耳で聞くではなく、心で聴く」という発想です。
手順としては、こんな感じでしょうか。
相手を全面的に承認をすることで、お互いの心が近づき、
お陰様で小生のブログに向けて貴重なご感想をいただき、
皆様のご関心が高いんだなということを感じることができております。
心より感謝いたします!
急速にアクティブラーニングのキーワードが普及しだしたのも
一昨年の前文部科学省の下村大臣が教育現場の抜本的改革の目玉として
打ち出してからなのですが、
現場の先生方の中でも、実は当たり前にこの取り組みをしていて、
ようやく時代が追いついてきたと感じている方も少なくはないのでしょうか。
日本は音楽にせよ、動物にせよ、
ブームや流行にとても敏感なので、
アクティブラーニングも単にブームで終わらないよう、
持続的に意義あるものとして発展させていきたいなと思う次第であります。
アクティブラーニングが肯定的に考えられると、
今までの受動的な講義は間違っていたのか?
という問いに問い沙汰されます。
みなさんはどう思われますか?
例えば、社会や経済など時代の流れによって相場や市場が変わるように
教育も変容が当たり前であり、
今までの教育のあり方は20世紀型の「成長社会」にはとても合っていたと
思っております。
「世の中科」の藤原さんの言葉を借りると
1998年で成長社会から成熟社会へと変化をしたとのこと。
山一証券や北海道拓殖銀行の破綻、GOOGLEの起業などの節目から
時代がソーシャルに横並びの関係を重視する発想に広がっていきました。
そのような社会変化のもと、みんなが一緒の正解を求める正解主義から
個々人それぞれが自分の納得解を模索していく修正主義へと変わったとのこと。
情報やマーケットも一方方向からソーシャルに変わり、
双方向のコミュニケーションが基本となる社会へと変貌をしていったわけです。
ともあれば、教育の世界もそれだけ大きな変化を遂げることは必然で、
情報を処理する能力から情報を如何に個々人が編集してアウトプットできるかが
求められてきている時代になったというわけです。
インターネットやスマートフォンの普及も短いこの10年くらいの間に急速に発達し、
社会環境も見方、視点、コミュニケーションも大きな変化を遂げたと思います。
そんな中、教育現場というのは、なかなか変化をしない業界だと
自身の体験からよく分かっております。
受動型が流行っていないから能動的に全て変えることがいいかと思えば、
小生はそうではないと感じております。
今までのあり方の中にも気づきや学びや沢山あるもので、
きっと受動型と能動型のメリハリが大切なんだと感じております。
例えば、能動型が不得手な教師の方は、受動型が得意な方と組み合わせをしながら、
しっかりと教えるあり方の良さを伝えていく。
柔軟性に富んでいる方は、受動型と能動型をうまく組み合わせながら講義をしてみる。
アクティブラーニング型の授業の中にも、きっと教える側が
これはしっかり教えたいという伝えるプログラムは適宜含まれているはずで
全てがディスカッションやワークだけで完結しているわけではないと思っております。
第3回のアクティブラーニングフォーラムでもお伝えしましたが、
「キドマ」の法則がここにも結びついてまいります。
教える側が教えるスキルをとことん磨いていくことが、
受講生の方々にとっても生きた学びになり、
自発的な学習意欲へと結びついていくと思っております。
目を向けるのは、実は学生たちではなく、
教える側の教えるあり方なんだろうなと思っております。
さて、みなさんはエデュテイメントという言葉をご存知ですか。
教育分野では何十年前から使われている言葉として、
教育と娯楽を融合させた意味で用いられます。
子供向けのテレビ番組や博物館などでの学びがそれに相当します。
文部科学省でも「エデュテイメント」の専門ページがあるんですね。
初めて拝見して、思わず面白いなと思いました。
小生が掲げている映画×アクティブ・ラーニングもまさに
エデュテイメントの分野に近しいんだろうなと思っております。
学びには、体感や体験を通じて、五感で身につけたことほど、
記憶に定着し、持続してそれを生かそうと思う意識が芽生えると感じております。
英語にせよ、理科にせよ、
話してみたり、実験してみたりして、
成功だけでなく、失敗をすることで、
それが自身の学びとして定着をする経験はございませんか。
そう、失敗をすることは、しっかりとした学びになっていく。
この発想は、エデュテイメントの枠を越えて、
人生の知恵として、学生がそれを自発的に生かしていく
きっかけになるのだと思っております。
英語の発音にせよ、日本語の本来の意味にせよ、
使ってみて、他者から初めて、それっておかしくない?
と指摘されることで、その言葉に対しての愛着が生まれ、
その言葉を返ってよく使うようになる、みたいなことってあると思うんです。
エデュテイメントも今までならば特定のテレビを見てこう学びましょう
とか、特定の場所にいって、こういう仕組みなんですよ
と知ることが多いと思うのですが、
体感をする上でも大切なことは、
「すべての答えが初めから決まっていないこと」
だと思っております。
答えが決まっていることを学ぶことは、
教える側もおざなりのままで定型化、習慣化してしまい、
そこにはワクワクが教える側、教わる側、双方で好奇心が薄れてしまい、
偶発的な気づきが生まれづらくなってしまいます。
固定のフォーマットとしての狙いを定めながらも、
常に学びの空間においては、
固定化されがちなことをあえて、流動的に、答えを定めないように設定させておく
そのことで、場の空気が円滑に流れ、自発的な気づきや主体性が生まれていくと思います。
小生が狙っている「シネマ・アクティブ・ラーニング」もそこでして、
しっかりとしたフォーマットや狙いを持ちながらも、
それをいかに答えを定めずに、教える側・教わる側が双方で
その偶発性を楽しめるか、
そこに人間力や社会で求められる瞬発力があると考えております。
ですので、小生の考えていることは、
様々な科目で、映画という枠を越えて、この偶発的な学びを
教える側同士で分かち合っていくかということなのです。
これは、一つのチャンレジですし、
様々な方々との横連携が必要だと思っております。
来週は早速、高校の国語の授業と大学のプログラムの研究室で
このことを実践してきたいと思っております!
小生は久々に井の頭公園でのんびりとした時間を過ごしました。
木々や水に囲まれると忘れていた奥底にある自分を思い返す気分に浸れます。
最近思うことは、想いの近しい人々が横連携でつながり始めているということです。
自身の掲げている「映画」という活動も、
元来興味があった「教育」と分野と融合をし始め、
さらには、小生が大学の時からずっと学んでいた「心理学」とも繋がり始めている。
アクティブ・ラーニングをキーワードに様々な場所に伺う機会を頂いておりますが、
小さい頃、自分が思ったことは、
学びとはもっと自由に、もっと子供目線で、もっと社会と接点を
ということでした。
教科書やテストだけが学校の基準になっているのに疑問に思い、
自分の関心があることを掘り下げ、それを評価基準にしてもらう環境が
あってもいいよなと思っていたのが小学生時代でした。
昨今、学びのあり方が急速に変わっていく中で感じることは、
教える側がいかに、教わる側と空間を楽しめるかということです。
21世紀はフラットな関係が標準となっていく中で、
上限関係ではなく、相互が対等に連携を取り合う姿勢や発想が
学びの空間を有機的に循環させ、自然と成長をさせていくきっかけだと感じております。
そこには、他者を尊重や尊敬するということも
キーワードに上がるのだと思っております。
ともすれば、教育とは、知識を伝達するだけではなく、
如何にその知識を相手と共に議論して、
お互いにその議論を対等な立ち位置で深め合っていけるかが大切なのではと
思っております。
密閉された箱の中ではロウソクがすぐに消えてしまうように
主体性、自主性というのは、
上から押し付けられた時点でその灯火は小さくなってしまうものです。
本来の学びとは、何かを決めつけて、その答えに猪突猛進させるのではなく、
一緒にその過程を議論しながら、お互いに楽しんでいくものではないかと
感じている次第です。
この発想は、自身が大学の学部時代に目指していた
カウンセラーの姿勢に近いのかもしれません。
相手に何かを植え付けるのではなく、相手の持っているものを上手に引き出し、
適宜、足りない部分をそっとアシストしながら、
徐々に良好な関係や相手が望んでいる状態へと導いていく。
教育とはカウンセリングであるという発想が、これからどんどん広がっていくと
おぼろげながら確信しております。
基本、ディストリビューターと言われる配給専門の方がブースに立つのですが、
監督として自ら自らブースに立って、各国の方々と商談を行いました。
アジア最大級の映画のマーケットなだけに
アジアだけでなく、ヨーロッパ、アメリカなど多数の国のバイヤーさんが
来場されておりました。
他のブースは大手の会社が多く、
自身のような会社の企画に目をとめてくださる方がいるのか
半信半疑ではありましたが、
予想以上の方々が立ち止まってくださり、
企画のコンセプトや進捗、どんなパートナーシップを求めているのか
積極的に訊ねて下さいました。
日本のコンテンツは、
アニメ・ホラー・時代劇など
特定のジャンルに関心が偏りますが、
ドキュメンタリーや、社会性のあるものなど、
今回ブースで出していた企画に特徴的なものがあったので、
関心のあり・なしがはっきりと分かれ、
先方のニーズに分けて、作品の売り込みをすることができたことが
何より大きな財産となりました。
大切なことは、積極的にコンテンツを売り込んで、
海外の人の反応を聞くことだと感じました。
これだけ日本のコンテンツに関心があるのに、
日本はどうしても海外に向けての発信が他国に比べて弱いと感じました。
言語の問題があるのかもしれませんが、
国内で売り込みをしているよりもはるかに大きなチャンスがあること、
関心を向けてくれる人がいることを感じると
こういう場を活用して、企画を売り込み、意見を聞くことは
何より重要な学びだと思っております。
連日、分刻みの商談でしたが、
夜は香港の美味しい料理を堪能しました。
そして、レセプションパーティーでは懐かしい仲間とも再会!
香港といえども日本とは全く違う環境ですので、
様々な驚く体験が満載でしたが、
それも自身にとって大きな糧となりました。
また香港には必ず訪れたいと思います!
タイトルは、
「いじめとひきこもりから映画監督に!〜ICTがもたらしてくれた21世紀型コミュニケーションの在り方〜」
です。
明後日は、いよいよ香港です。
こちらもとても楽しみ!!
小生も3年住んでいた定期借家の古民家を引っ越すべく
準備を進めている状況です。
いろいろなことが動き出そうとしている4月、
今からとてもワクワクしております!
さて、前回登壇させて頂きました「アクティブ・ラーニングフォーラム」
第3回はファシリテーターとして登壇をさせて頂くことになりました。
前回の小生の講演は、以下のような感じでした。
今回は、faceboonで繋がりました「反転授業の研究」管理人の田原真人先生を
ご紹介させて頂き、
田原先生からWeb会議システムを用いたオンライン教育の現状を
お伝え頂こうと思っております。
前回ミネルバ大学でご登壇されました山本先生よりご説明がありました
オンライン動画通信を用いた講義環境は既に
大きな学習成果を上げておりますので、
日本でのその先駆的な取り組みから、
フラットでオープンな学びのあり方が既に一部では浸透していることを
実践体験より、お話頂こうと思っております。
また賢明学園ICT教育室室長の住ノ江先生もご紹介させて頂きました。
目から鱗なICTの教育現場での活用法を
ぜひ、ご体感頂きたいと思っております。
その他、西川純先生、木下晴弘先生などご経験豊富な講師陣による
アクティブ・ラーニング研修となっておりますので、
この機会に是非、会場に足を運んでいただきたいと思っております。
http://active-learning.or.jp/
よりお申し込みいただき、
3月28日(月)は、実践女子大学・渋谷キャンパスにて
お会いできたらと思っております。
会場でお会いできますことを、とても楽しみにしております!