相馬野馬追・二年の軌跡vol.2〜高円寺編〜

野馬追の上映会場を都内に移し、第2回は高円寺素人の乱にて、
第3回は中野のナカノバで行いました。

素人の乱では、震災後、漫画や玩具を被災地に支援された
漫画家の山本夜羽音先生をお迎えして、
震災後の活動、現地の最近の様子、そして野馬追と縁の深い平将門について
語って頂きました。

北中商店街の素人の乱12号店で開催!

twitterを活用して、物資の支援をされていた山本先生。
震災直後にすぐに行動を取られたきっかけは、阪神淡路大震災の際に、
仕事の多忙さから支援に伺えなかったことだそうです。

震災直後のことを語っている山本先生

石巻、女川、南相馬と被災地を回っていき、
南相馬の支援の環境が整っていなかったことを知ったとのこと。
そんな中、野馬追の関連から、
武者絵のオークションで義捐金を送られる活動をされました。

「風と雲と虹と」の大河ドラマの影響から、

昔から平将門のことがとても大好きだそうでして、

相馬野馬追の歴史を語って頂きました。
相馬重胤の代に、下総の相馬が福島に移り、

阿武隈山脈と日本海に挟まれた地域は、
伊達藩にとって関東に向かう格好の経路で、
周囲に強豪の藩に囲まれた相馬家が現代にも代々血筋が受け継がれているのは、
相馬野馬追を通じた軍事訓練をしていたからと言い伝えられています。
加門七海さんの「平将門魔方陣」から
平将門所以の神社を線で結ぶと北斗七星が描かれるそうです。
参照:http://www.ippongi.com/

山本先生は、東京にも培われる平将門の逸話から、
実際に神社を巡り歩き、
福島の支援に繋がるキャラクターを考案していきたいと語っておられました。
野馬追の話に留まらず、福島の放射能の話題、食のこと、
同じ福島でも場所によって状況が異なることなど、白熱した話題は
懇親会上のコクテイルさんまで続きました。

参加者と熱く語る山本先生

第2回目は、高円寺らしい歴史的、サブカル的な内容が込められた会となりました。
福島出身の方、福島と東京を往来しながら仕事されている方が
上映会を通じて、現地の今とこれからに付いて語った熱い一日でした。

DVDも無事、配布ができました。

褒める教育の在り方

「今 僕のいる場所が 望んだものと違っても」(Mr. Children「Any」より)

間もなく四月ですね。
皆様如何お過ごしですか。

私の方は、現在「ノー・ヴォイス」ドラマの編集作業の佳境を向かえると共に、
ドキュメンタリーの撮影を連日行っております。

ドラマの音楽には、下関のご縁から作曲家の和田薫先生が担当をして下さることと
なりました。

和光市が誇る「サンアゼリア」の和田薫先生

私が18年間お世話になった和光市が誇るホール、サンアゼリアで
和田薫先生が「ノー・ヴォイス」ドラマパートの劇伴を演奏して下さいました。
映像の空気感にとてもマッチした素晴らしい音楽。
和田先生は2006年から
和光市のこのホールでリサイタルやイベントを開催されているとのことです。
ですが、私と和田先生とのご縁は、実は山口の下関、
巡り巡って和光市で繋がりました。
ご縁繋ぎをして下さいました方々に心より感謝申し上げます。

今、抱えているものが沢山あり、映画の製作と共に、
少しずつ携わっている活動の整理をし始めております。
ノー・ヴォイス、野馬追、映画祭、8890、そして会社の映像制作事業
一つ一つを振り返ってみると、
それらはどれも自分の過去に抱えていた悩みや憧れだったりすることに気がつきます。

犬猫、馬、地域、コミュニティ、コーポレート……
社会と縁が深いものばかりが現在の私の活動のテーマなんだと気付かされます。

「社会」きっとそれは子供の頃の自分にはとても縁遠く、
一番接することが少なかったものだと思います。
幼少期から強い憧れがあり、子供の頃から早く大人と接したい、
仕事をしたい気持ちが強くありました。
今になってみると、そのズレは、
自分の活動の色として節々に見えていたりするのではと振り返っております。

今日は、とある動物病院の先生取材致しました。
日本の獣医学の普及を長年にわたり取り組んでいる先生でして、
既に50年近くも業界に従事されているとのこと。
先生から伺った内容は、日本と諸外国の犬猫の飼い方の大きな違いのことでした。

日本の場合は、ペットは主従関係、外飼いが当たり前だった環境の中、
諸外国では、共生、コミュニケーションを大切にする意識が確立していること、
そんな違いを教わりました。

ペットを叱る、しつけるではなく、
褒めて育てる飼い主の姿勢が大切であることをお話されておりました。

褒めて育てる、
日本の教育現場では真逆な環境が多々あったかと思います。
自身も小さい頃から、これと真逆な環境で育ち、それが当たり前と思い込み、
映画の現場でもそんな環境が日本では今まで多々あったかと思います。

自分がダメなんだ、自分が間違っている、
そんな意識をずっと持たされる環境で育つことを「当たり前」とする環境。

ただ、この数年は、真逆の発想の方々とお会いすることが多々有ります。
罵声や叱咤ではなく、良い部分を育てる工夫をする。

この教育姿勢こそが、今の日本に欠けているものであり、
これからドンドン普及させていくべきものではないでしょうか。

変わっているから悪いのではなく、
変わっていることを認められないことを省み、相互に成長をしていく姿勢。
それこそが本来の教育だと感じております。

社会がポジティブに、相手を認め合っていけたら、
子供はもっと豊かに成長していけるだろうと感じております。

取材した獣医師の先生に私の過去をチラッとお話ししました。
先生は、「幼少期抱きしめてくれる人がいたら良かったですね」
と仰って下さいました。
確かに振り返ると厳しくしてくれた人はいても、
温かく抱きしめてくれた人の記憶はほとんどないんです。
唯一思い返せるのは亡くなった祖母が優しくしてくれた記憶だけです。

家族とはなんなのか、生きるとはなんなのか、
日々自問自答をしながら、創作活動をしております。

小学生から大学生までドラマが大好きでずっとテレビっこでした。
いつしか、自分の憧れの創作活動の世界にいることは、とても不思議です。

業界に入り始めたことは、商業ドラマや商業脚本をバンバン描いてやるという
野心がありましたが、今の立ち位置はちょっと違うのかなと振り返ったりします。

子供たちと物作りを楽しみたい。
そして今から10年後、笑顔で日本を誇りに思える社会を一緒に築きたい。

教室の先生しか仕事はないと思っていた自分が
いつしか、映画の力で教育や社会に携われる自分がここにいるんじゃないかなと
思い返しております。

獣医師の先生は私に、「先生、まだまだやることが沢山ありますね」と
笑顔でお伝え下さいました。
お言葉を拝聴し、まだまだ勉強すべきこと、成長すべきことがあるなと
改めて感じた時間でした。
何より先生の笑顔にホッとした2時間の取材でした。

今は、この映画を完成させて、
いろんな地域の子供たちと語り合いたいという気持ちが胸いっぱいです。

褒める教育がもっと日本に普及していけるよう、
ポジティブに、そしておおらかに、
引き寄せられる出来事に向き合っていきたいと思います。

日本がもっとポジティブで、良い部分を褒めていけるようになれるよう
少しずつ、そして長い目で変わっていけるよう、
日々精進していきたいと思います。

相馬野馬追・二年の軌跡vol.1〜南相馬編〜

前日都内を出発した上映隊は、
都内の渋滞に苦戦しながら、宇都宮を経由して、
16日の夜に南相馬に到着しました。

震災後、この地に訪れるのは、既に5度目。
海岸付近の様子は、震災直後の荒々しい感じからすると、
大分整理された感じを見受けましたが、
見渡す限り、土がむき出しになった空間の姿は
2年経っても変わることのない、魂の無念な声が聞こえてくるような気がしました。

火力発電所近くの海岸線沿いにて

3月17日(日)、鹿島のさくらホールで上映会を行いました。

とてもステキなホールが鹿島にはあります

この日は、相双ビューロー本猪木さんや、ホワイトレイヴンの竹内さん、
市議の但野さんがお手伝いに駆け付けて下さいました。
まるで映画館のような環境で、上映会を行わせて頂き、とても光栄でした。

改めて、スクリーンで本映像を拝見すると、
野馬追当日の臨場感や空気感が迫ってくる感覚になりました。
ゲストの菅野長八さんをお迎えして、上映後はトークイベントを行いました。
震災でご家族を亡くされ、現在も仮設住宅にお住まいの菅野さん。
野馬追は、生活そのものであり、これから若い世代に継承を促していきたいと
強く語られておりました。

上映後はDVDの配布会をさせて頂き、
南相馬に約300枚をお届けすることになりました。

上映会場にて来場者に配布させて頂きました
フロンティア南相馬さんにお届け致しました

南相馬は、震災後、あらゆる生活環境がいっぺんしてしまい、
1からのスタートを余儀なくされている地域です。
その中で、次世代に向けて、この地元と共に住む意味、希望を模索していることが
現地を訪れてとてもよく判りました。
私たちは映像の力で、この地に根付く精神文化を広く発信していくと共に、
地域の方々と一緒にその文化の意味、そして素晴らしさを感じ、考えていきたいと
思っております。

【今後の野馬追上映会の日程】
3/30(土)17:00〜 高円寺・素人の乱12号店(ゲスト:山本夜羽音先生)https://www.facebook.com/events/609931992354499/
3/31(日)14:00〜 中野・なかのば (ゲスト:いわき市湯本第二中・澤井校長先生)https://www.facebook.com/events/366720556776445/

今後は、宇都宮や横浜、そしてロシアでの上映も行っていきそうです。
この映像を是非、身近な方々と共有頂き、次世代に向けて
被災地の現状の様子を知って頂くと共に、人間が豊かに生きるのに必要なことを
皆さんで一緒に考えていけるととても嬉しく感じております。

お問い合わせ先は、nomaoi@cosmobox.jpです。

自分を好きになるということ。

皆さん、こんにちは。
お変わりございませんか。

私の方は、昨日出た健康診断の結果にニンマリしております。
こんだけ不規則な生活をしているのに、
メタボでもなく、背骨も心臓も健康のようでホッとしております。
油断禁物ですが、食生活は節制しながら、身体を大切にして参りたいですね。

最近はお仕事を沢山頂くようになり、
映画の撮影や会社のこと、学校のこと、プライベートな活動、
日々大変充実しております。
丸々一日のお休みも2011年末からまだないので、
今年は4月辺りに、一日か二日は思い切って休んでみたいと考えてます。

最近はクライアントワークと映画「ノー・ヴォイス」の制作、
野馬追MOVIEの制作、「ソーシャルシネマフェスティバル」映画祭、
木造一軒家を借りる準備、会社の経営やら、
イベントのお誘いやら、仕切りなしの日々でお休みが全くない日々が続いてます。

間もなく3.11を迎え、震災から早2年。
被災地に訪れた際の生々しい匂い、足場の不安定な道を歩いた感覚、
残された物、家、ご遺体などいろんな記憶が巡って参ります。

今になって思うと、あの当時福島に訪れたことは
とても貴重な体験で、自分が如何に身の回りのことに甘え、依存した生活に
囲まれたかを考えさせられた体験でした。

自分の身の回りのことしか知らない自分が、
生死の境目に向き合う人たちと繋がり、感じ、考えられたことは、
人として、生きる上で何が大切かを気づかせていただいた経験でした。

生きることは、幸せに生きること。
幸せに生きるとは、どういうことなのかを今でも日々勉強しながら、生活しております。

「相馬野馬追」を目の前で観られたことも大変貴重な体験となりました。
「馬と共に生きる」
都会では考えられないことが、福島の相双地区では当たり前の生活環境であることに
驚かされ、
その伝統文化が千年以上も続いていることを初めて知ること驚愕致しました。
(後に母校を訪れた際に、日本史の先生に中学の時に教えてもらったことを伝えられました(笑))

日本人が凛としていることは、決して今に始まったことではなく、
永い歴史の中で少しずつ培われていった大切な財産です。
アイデンティティが地方の、それも被災地の方から教わったことに
私はちっぽけではありますが、何かをやり遂げなければならない、
そんな使命を感じたのが2011年でした。

その相馬野馬追の二年間の歴史を収めた映像の上映会を
以下日程で開催致します。

【福島南相馬編】
■日時:2013年3月17日(日)(13:00開場)13:15開演、15:00終了
■場所:〒979-2333 福島県南相馬市鹿島区寺内字迎田22−1
「さくらホール」(http://bit.ly/VxHaAc
■内容
・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」上映会
・菅野長八さん(北郷騎馬会)トークイベント〜相馬野馬追の魂を語る〜
・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」DVD配布会
詳細:https://www.facebook.com/events/428321003910774/

【高円寺編】
■日時:2013年3月30日(土)(17:00開場)17:15開演、19:30終了
■場所:素人の乱12号店
166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋 (北中通り沿い斉藤電気店向かい)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/map.html
■内容
・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」上映会
・山本夜羽音先生(マンガ家・「おたぱっくQB」)トークイベント〜平将門伝説(仮)〜
・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」DVD配布会
詳細:https://www.facebook.com/events/609931992354499/

相馬野馬追のDVDをCIPAフォトエイドの助成活動の一環として
活動しておりますので、
もし上映会やDVDにご興味がありましたら、
nomaoi@cosmobox.jp
までご連絡下さいませ。

動物との共生がテーマである「ノー・ヴォイス」も現在、
ドラマパートの編集、音付け、CGI、及び
ドキュメンタリーの撮影を行っております。
http://no-voice.com

ドキュメンタリーの取材を重ねる度に感じるのは、
主義・主観が違えども、根幹は動物との共生のモラル、責任感を持つことの大切さ、
それが巡り巡って誰かを愛し、誰かを助け、自分も愛せるようになるということ。

この考えは、動物を飼うことに限らず、いじめやエネルギー、紛争問題にも
通ずると感じております。

日々、過去、思想、職業、生活環境の違う人たちが
如何に相容れず共に幸せになれるかということ。

その時に、私が大切だと思うのは、自分と違う考え・価値観の人を批することなく、
だからと言って無理くり一緒になることもなく、
その存在を尊重し、讃えることだと思っております。

主観が強くなると人はどうしても、何かを批したり、けなしたりします。
それは瞬発的には効力があっても、巡り巡って自分を苦しめます。
相手を愛すること、それは日頃からの行動や気持ちの持ちよう、感謝が大切だと思います。

そのために、人は何かを学び、何かを考え、何かを生み出すのだと思います。
とどのつまり、人間は外と命と繋がるために日々内なる欲と葛藤するのだと感じます。

give and takeに意味が近しいかも知れませんが、
何かを与えたから何かを授かるということでもなく
自然体で他者の幸せを願えたら、ふと目の前に幸せな気持ちが舞い降りている
という感覚かも知れません。
きっと、もっと世の中が無形物に対しての畏敬を持てたら、
ステキだろうなと日々感じながら生活をしているわけです。

とりとめのない話になってしまいましたが、
そんな気持ちを追究したいから、自分は作品を作っていて、
映像の仕事をさせていただき、そしてここに命を授かっているのだと感じてなりません。

書きたいことが沢山あり、そんなことも日々葛藤です。
一つ一つ目の前に授かった課題にまっすぐに向き合って参りたいと思います。

書きたいことは、
・自分の人生を振り返りたいこと
・溜め込んでいる小説を書きたいこと
・温かい童話を書きたいこと
などなど。

今年はできるだけ、物を書くことにトライしていきたいと思っております。
春が待ち遠しいですね。

時の流れと人との繋がり

皆さん、こんばんは。
今年三回目のブログです。
今年は昨年11月辺りから怒濤のスケジュール。
映画の撮影やクライアントワークが続いていたり、
ラジオの出演やら、その他連日沢山のことがあり。

時間の流れはあっという間、考えることは、日々生かされている中で
自分はこの世に何が残せるのだろうということです。

久々に修士論文を書いており、時間の合間合間、
専門書を読んだり、ネットを閲覧したり。
久々に映画のストーリー以外のものを書くという体験に巡り会い、
そうだ、今年は今まで溜め込んでいたこと、思っていることを
素直にそしてポジティブに書き上げたいと思っております。

本日は弊社の最新クライアントワークのご紹介です。
東栄住宅様からのご依頼でショートムービーを制作致しました。

昨年は、弊社にストーリー性のある映像制作のご依頼を多数頂いた年でした。
皆さんの会社や学校、家庭には様々なストーリーが培われております。
映像は、そのストーリーをありありと、奥深く、そして幅広く発信できるメディアです。
ずっと映画の現場を経験してきたノウハウを会社の事業として、
世の中に発信していけるステージになったと思います。

映像のあり方が、今までの1toALLからエンドユーザーの双方向性が標準となった時代に、
作品も観てくださる方の共感や共鳴を大切に、企画構成することを大切にしております。

いろいろな経緯で駆け込み的にお仕事を頂くことが常ではありますが、
大切にさせて頂きたいのは、
お客様と企画や露出展開を一から一緒に考えていける環境作り。
長いお付き合いをさせて頂けるよう弊社も日々勉強して参りたいと考えております。

昨年末公開しました東京国立博物館様の映像も、いよいよ明日、東京メトロの
Tokyo Metro Visionにて一斉に配信されます。
リリース情報:http://www.museum.or.jp/modules/topNews/index.php?page=article&storyid=2973
地下鉄で見掛けたら、是非教えてくださいね!;)

今週末はソーシャルシネマフェスティバルが開催されます。
「濱マイク」シリーズで有名な林海象監督がシネマ・ジャック&ベティにご来場。

「日本の魅力って何だろう!?」をテーマに地域愛に溢れる映画を集め
沖縄・石垣島の「星砂の島のちいさな天使」、秋田・大館の「ハナばあちゃん!!」
と言った長編映画に加えて、京都太秦時代劇などの短編映画を上映します。
http://socialcinema.jp/timetable.html

是非、3月1日(金)〜3日(日)は横浜・黄金町のジャック&ベティに入らして見てくださいね。

今年は今までやってきたことを整理しながら、精査していき、形にしていく年です。
会社の事業や創作活動も、自分だからこそできることを追究して参りたいと思います。

素直な自分探しの旅を毎日ワクワクしながら過ごしている毎日です!

古新記(1)

思うことが沢山あるのに、ブログをゆっくり書くことができない。
大学生とか院生だったら、きっとそんな時間は沢山あっただろうに、
今はゆっくりできるのは、深夜過ぎ。
深夜過ぎも編集作業や連絡が続き、なかなか手が空かず、体力も連日は朝まで持たず。
また朝を迎える。情報化社会。

残したい、書き綴りたいことがあるんですが、
今晩は、これから二度目の修論を書くために、論文探し。
可笑しいほど時間が濃密(笑)。

何か負われながら、書きたいことを思い返してます。
多分こうやって、何気ないことを書いているうちに、
書きたかったことをふと思い出すんだと思います。

最近、よく観るのは夢は高校時代のことばかり。
母校は通信簿を100段階で付けるんですが、
定期試験の夢ばかり観ます。追われている夢。

日本にいて思うこと。
自分にとって、日本(多分東京)が居づらいということです。
満員電車を押しのける環境、偏差値重視で大学を目指す考えが多いこと、
陰で誰かを揶揄したり、非難したり。

自分はずっと親との確執があり、学校では同級生と話が合わずいじめられて、
人生というものに悲観してました。
自殺を考えたことが2回あります。
世の中、逃げ場がないと思ったのが、19歳と23歳。
なんとかこの年まで生きてこられました。

人が生きるということは、こんなにも苦しいのかと思っていたのが23歳まで。
今は生かされているのが楽しくて、ありがたくて。

世界中に起こる紛争、対立、
歴史が変われども、茶飯事に起こる不条理。

囲まれている日常は、得てして、当たり前のようで、
当たり前でなかったりします。

人が生きるとは、本来なんなのでしょうか。
お金を稼げば良いのでしょうか。
一流企業に勤めれば安泰なのでしょうか。
家庭を築けば、それで良いのでしょうか。

生きる幸せとは、そもそも何なのかを考える時に、
日常に囲まれた「当たり前」を疑う習慣を私は大切にしております。

人間は一人では生きられません。
他者と繋がりながら生きております。
ですが、身の回りを見つめると、挨拶をしない、自分勝手に共有物を使う、
外でタバコを吸う、満員電車で声をかけないのが当たり前、などなど、
他者との繋がりを意識しない環境を当たり前に思う東京があるんだと思います。

完璧な人間など居ません。
ただ、その道徳を教えていく環境が薄れているのかと感じます。
日本=東京ではありません。
東京こそ、今一度、地方の精神性、風土、習俗を見直す時期に来ていると思います。

お金、肩書き、地位、名誉、
確かに判りやすい価値基準ですが、
私はそれに対して、幼稚園生の頃から悩み、苦しみ、
23歳に、その世界だけが全てでないことを知りました。

それを教えてくれたインターネットが自分の支えだと思っております。

ブログで徒然となりますが、定期的に自分の生い立ち、
自分がここに生かされている気持ちを残していき、
生き物として生かされていることの尊さや恩恵を
できるだけ残していけたらと思っております。

今日はここまで!

本年も宜しくお願い致します!

皆様
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、大変お世話になりました。
本年も皆様が元気で笑顔溢れる年となりますことを、
心よりお祈りしております。

これからも皆さんの沢山の笑顔に出会いたく、
古きの文化や精神を探究しながら、 新しい技術や発想を大切にして、

皆さんの心がより豊かに、そしてハッピーになれる活動を
ひたむきに、そしてどん欲に追い求めて参りたくと思います。

今年も何卒、宜しくお願い申し上げます。

二〇一三年 元日 古新 舜

本年も皆様お世話になりました

皆さん、こんばんは。

ゆっくりブログが書きたかったのに
結局今年の残り後30分(笑)

今年は怒濤でした、365日一日もお休みがなかったのは
初めてだったと思います。
それだけいろんなことが充実し、そして濃かったです。

日々いろんなことを感じます。
様々な価値観、考え、世代や風土、思想や信条。
誰一人として同じ人はいません。
ただ、みんな幸せに生きたいということは共通だと思うのです。

今年自分がとても充実していたのは、
戦略という経営者としてのキーワードと
貢献という人としての精神だと思います。

一日一食生活も自分にとって、かけがえのない出会いだったと思います。
(南雲先生ありがとうございます!)

日々大切にしていることは、
自分中心ではなく、誰かに対して何をおもてなしできるか
それはお金でも貸し借りでもなく、気持ちの「ありがとう」という行為だと思います。

勿論、お金も大切、肩書きを気にする人もいると思いますし、
それが人間らしいんですけど、
大切なことは得てして、目の前にあることではなく、見えないこと。

この日本がもっとステキに輝いていくには、
きっと子供たちを大切に、可能性を大切に、
自分と違う価値観や信条の人をどれだけ理解し、認め合えるかだと思います。

すぐに批判や陰口を言うのはとても勿体ない。
今の日本に足りないのは、自分と違う環境の人と向き合う勇気、
話し合う前向きさだと思います。

オープンに、素直に、巡り巡ってそんな気持ちは自分自身のハッピーに
返ってくると思うんです。

オープンさ、素直さ、謙虚さ、そして感謝。

未来から、そしてその先に続く未来へ。
大切なのは、見えるものではなく、見えないもの。
それは想いや陰の努力、誰かを愛する気持ち。
それを感じるために、自分はさらに精進し、成長していきたいと思います。

ざっくりと書きなぐりになってしまいましたが、
今年は人生で一番楽しく、研ぎすまされた年でした。

昨年から感じていることは、女性は偉大だなと。(笑)

本年もいろんな方々にとてもお世話になりました。
来年も皆様が元気で笑顔溢れる年となりますことを心よりお祈りしております。
まだまだ未熟者ですので、来年も厳しくご指導ご鞭撻下さい。

古新 舜

東京国立博物館/ショートドラマ

皆さん、こんにちは。


年の瀬もいよいよ押し迫って参りましたが、
お変わりはございませんか。


さて、弊社コスモボックスで手がけさせて頂きました
東京国立博物館様のショートドラマが公開されましたことを
ご報告をさせて頂きます。
サイトURL:http://youtu.be/gsGUn44iPzs

2013年1月2日の東洋館リニューアルオープンを記念し、
東洋館の魅力をより幅広い客層に伝えるために、
ストーリー性のある映像を制作させて頂きました。


東京国立博物館が総合文化展(平常展)のための
プロモーションムービーを制作するのは、初めての試みとのことです。


是非皆様、お時間のある時に映像をご覧頂き、
来年、上野の博物館に訪れて頂けたらと思っております。
東京国立博物館:http://www.tnm.jp/

なかなかブログが書けておりませんが、
年末は、溜まっている記事を沢山書きたいです。
その前に年賀状だー!

ドラマパート/クランクアップ!

皆さん、こんにちは。
お変わりございませんか。

映画「ノー・ヴォイス」ドラマパートの撮影を12月1日〜5日で行いました。
五日間のタイトなスケジュールでしたが、
スタッフやキャストがこの作品のために、尽力して下さり、
無事素晴らしい撮影をすることができました。

初日は施設の治療室のシーンなど
主人公が公園で履歴書を書いているシーン

アニマルシェルター「ラポール」に、主人公鉄が働き始めます
鉄が小鉄を拾うシーン
屋台も出てくるんです! 鉄がお隣さんの良太とお酒を交わし合います

アニマルシェルターの「ラポール」で鉄は、仲間や犬猫に囲まれながら、
誰かと共に生きることの大切さ、思いやりを学んでいきます。
映画をやっていてつくづく思うのは、
自分自身の人生で感じてきたことの、その瞬間の集大成が作品になるんだろうなと
思っていたりします。

撮影した素材を編集し終えました

今回は、4Kの撮影素材(ハイビジョン規格の4倍)で行いました。
ラッシュ(粗編集)が上がり、これから色調整や音楽を付けたりして参ります。
俳優陣のお芝居がとても素晴らしく、
仕上がりが今からとても楽しみです。

来月はドキュメンタリーパートも始動を致します!

またご報告ですが、ご支援金額も、11月15日現在で
1,244,434円集まりました。大切に活用させて頂きました。
心より御礼を申し上げます。

現時点では目標金額に到達しておらず、
実はドラマパートの撮影もお忙しいキャストやお借りした施設のご事情も鑑みながら、
先行して撮影をした経緯がございます。

この映画の完成、お披露目のために、ご支援を賜りたく思っております。
是非、皆さんと一緒にこの映画を広く伝えて参りたいと思っておりますので、
ご協力、及び、チラシや映画の宣伝等のご協力を
何卒、宜しくお願い申し上げます。
http://no-voice.com

Apple CRIPに出演させて頂きました!

来月は、ラジオ始め多数のメディアに出演させて頂き、
この映画のご紹介をさせて頂きます。
大塚商会様の「Apple CRIP」は来月末配信予定です!

引き続き、チェックして頂けましたら幸甚です!