「シネマコミュニケーション〜前半〜in和光市」ご参加ありがとうございました!

皆さん、こんばんは。
2013年も下半期に突入ですね。
如何お過ごしですか。

私の方は、日々、沢山のご縁に囲まれて、
ステキな時間を過ごしております。
不思議といろんなご縁が引き着いていくようなそんな気がします。

先月は、映画の編集、仕事、イベント、お誘いもの凄い勢いでこなしておりました。
来週、大切なプレゼンがあり、2週間前から睡眠時間も2、3時間程度の毎日です。

さて、先週はおいらの地元和光市で、度重ね行っている
「シネマコミュニケーション」ワークショップを開催させて頂きました。

回を重ねるごとに、資料のブラッシュアップを図っております

和光市の未来創造研究所渡辺所長、
ボランティアでお手伝い下さった役場にお務めの方々
(前島さん連日、ご尽力下さりありがとうございます)、
司会を務めて下さった東優夏さん、
多くの方々の支え、ご協力により、
ステキなワークショップを開催できましたこと、とても嬉しく思いました。

映画の歴史、動画の仕組みをワールドカフェ形式で習得頂きました

昨今は、このような形態での学びをワールドカフェって言うんですよね。
この形態を初めて知ったのは、デジハリでの羽根先生のアクティブラーニングでした。

「教えること=学ぶこと」が実践出来るこの環境は、私も大好きな空間です。

既に企業や大学では、取り入れられている場所が多々あるかと思いますが、
この形態は、小中高、大学等で益々積極的に受け入れらていくと良いなと感じております。

シネマコミュニケーションは、考え、感じ、そして創り上げるの3ステップで
コミュニケーション能力の向上を図っていきます。

今回は、前半の考え、そして演技/身体ワークでの感じまでを行いました。
受講生の方々の笑顔が沢山拝見でき、
次回の後編に向けて、是非皆様とステキな時間を共有したいと胸が高鳴りました。

3時間にも及ぶセミナーの後は、みんなで楽しく懇親会!
皆さん、一人一人に自己紹介をして頂きました。

盛りだくさんに内容を詰め込んでしまったため、
時間をオーバーしてしまい、反省でしたが、
参加者は30名以上、懇親会にも20名程度の方々がご参加下さり、
充実した時間を過ごせました。

実は、この隣では、おいらの小学校時代の一学年違う担任の先生を囲んでの
同窓会が開催されていました。
小学校時代に馴染みある先生と20年ぶりに再開してビックリ!
(先生御歳71歳とのこと。お顔がツヤツヤしていてとてもお若く見えました)

1次会では物足りず、皆様馴染みある隠れ家的なお店で2次会を朝まで?(笑)
おいらは、早朝、宇都宮に行かねばならず、途中で退席させて頂きましたが、
お店にいろんな方々がお越し下さり、自分の知らない和光を支える方々と
出会えたことがとても嬉しく感じました。

和光市、朝霞、志木、市を越えての交流を拝見できましたことが、
何より嬉しく感じております。

微力ではありますが、これからも和光市に向けて、
いろんな楽しいきっかけを産み出していきたいと思います!

おいらの地元の和光で0から始める映画制作ワークショップ やります!

皆さん、こんにちは。如何お過ごしですか。
ようやく梅雨に入った感じですね。
私の方は映画の最終の仕上げに向かいながら、
いろいろな箇所からお仕事のご依頼を頂いております。

企業や地域の自治体が、今「ストーリー」にとても着目されております。
企業や地域が持つブランドや歴史には、
人々がどうしてそこに集い、
これからどこに向かっていくかというストーリーが潜んでいます。

今までは、一般には言葉や紙などで伝えてられていましたが、
現在は、webやモバイル端末が急速に普及をしているため、
メッセージを如何に端的に、瞬発的に、人々を惹き付けていくか、
が求められており、
そこに映像を活用することが重要であると、関心が高まっております。

私の手がけていることは、如何にして映像で魅力的に想いを可視化させるか、
その手法の一つに「映画的な演出」というのが一つのキーワードに挙ります。

映像ストーリーには、企業や地域の「中と中」「中と外」を繋げていく可能性を
持っております。
円運動のような「求心力」と「遠心力」を備えているのです。

弊社の仕事の受け方は大きく2種類あると思っております。

0から弊社で企画〜撮影〜編集を受けるやり方と
企画の段階から、企業や地域の皆さんと一緒に制作を楽しむやり方があります。

後者の仕組みで取り組んでいる事業の仕方に
「シネマコミュニケーション」という映画製作から
自分たちの想いやメッセージを可視化させるというプログラムを
現在、強く打ち出しています。

私の地元の和光市で、この「シネマコミュニケーション」を開催致します。
参加費無料ですので、是非お気軽にご参加下さい!

◎タイトル: 0から始める映画制作ワークショップ
「シネマコミュニケーション(前半)
〜映画の仕組みを知る&身体演技ワーク〜 」 

・講師:古新 舜 氏
・日時:平成25年6月29日(土) 13時30分 受付開始
                             14時~17時 上映会&ワークショップ
    ※終了後、懇親会あり
場所:埼玉県和光市中央公民館 会議室1
      
 和光市中央1-7-27(和光市駅南口 徒歩10分)
・参加費:無料 (6月23日<日>までにFB上で参加表明をお願いします)
・懇親会:やつがれも参加をします。お店は未定です。
     
 ※お店を予約する関係上、懇親会の出欠の返事もお願いします
=>https://www.facebook.com/events/299331583536462/

ステキなチラシも作って頂きました!
おいらの中学は巣鴨中ですので、誤植です。
宇多丸さんと一緒ですよと、お話したら和光の方々もビックリされてました。

おいらの出身校は、本町小学校。
あの、「我武者羅応應援團」の武藤兄弟とは、
私が小2の時にお兄さんが小6で弟さんが小1で同じ学校にいたことになるんですね。

デジハリでこの事実が判って、お互いにビックリ!

「ノー・ヴォイス」の和田薫先生も和光のサンアゼリアでオペラをやられておりますし、
不思議と急速に和光繋がりが太くなっております。

皆さんで、ステキな和光市を盛り上げていきたいですね!
6/29、是非和光に入らしてみて下さい!

未来は変えられない、過去は変えられる。

皆さん、こんにちは。
光陰矢の如し。
様々な出来事の連続に、日々喜びと共に、反省と課題を感じています。

今日は、ちょっと変わったお話をします。

少し前、一、二年前位から、夢の中で
「未来は決まっている」というイメージを強く持つようになりました。
未来の出来事は、今から既に決まっているという考え。
起きてしまう出来事は、もしかしたら因果応報で、
避けることのできない運命なのではと。

精一杯努力しても、理想の未来にたどり着かないことはあります。
その時に、過去の努力が足りなかったのではないのだろうと悔やむことが多々有りました。
でも、それは変えられない現実。
悔やむ度に、ネガティブに落ち込んでいきます。

でも実は、悔やむ必要はなく、
その人のベストな状態が、その結果を引き寄せている。

それら起きてしまった出来事を如何にして咀嚼して、
前向きに考えていけるか、
それが心の成長と共に、ステキな未来が訪れるきっかけになるのではと、
最近感じております。

全ては自分の心をプラスに成長させてくれる大切なエッセンス。

そんな時に、数日前、とある本からステキな言葉に出会いました。
「過去は変えられる」

……自分が巡り会いたかった言葉に出会いました。

「未来は変えられない」+「過去は変えられる」

出会った出来事から、自分が如何に成長していけるか、
悲しい過去、辛い過去も、後悔するような出来事も、
裏っ返すと、自分の心を豊かに広げてくれるきっかけではないかと思っています。

ああすれば良かった、こうすれば良かったではなく、
きっと全力で何かに向き合っているこそ、その出来事に間違えはなく、
その出来事から、何を学んでいくかが、
自分を大きく成長するきっかけだと感じてます。

だから、
「未来は変えられない、過去は変えられる。」

という発想をこれからも、発信していきたいと思います。

ストーリーコミュニケーション〜自分と相手の『魅力』を発見するコミュニケーション・プログラム〜

皆さん
こんにちは。
5月ももう終わりにさしかかっておりますね。
如何お過ごしでしょうか。
私の方は依然として、激動の毎日です。
これから映画の完成に向けて、さらにいろいろと作業が舞い込んでくることと
思います。

さて、先週は、中野の区役所で自主勉強会の講師をさせて頂きました。
既に33回開催されているNASという勉強会で、
「人生ストーリーを体感する 
    
~自分と相手の『魅力』を発見するコミュニケーション・プログラム~」

という新しい形式のセミナーを開催させて頂きました。

私たちの日常には、誰しも感動が有り、
それが一人一人の魅力になって輝いています。

その魅力をストーリーの観点から、客観的に見つめていくことで、
自分の生活のストーリーを可視化させていくというこのプログラム。

中野区内の会議室に大勢の方が集まって下さいました

総勢60名近くの参加者の方が集まって下さり、
グループごとに、私からのお題を考え、ディスカッション形式で
プログラムは進行をしていきます。

私たちは、日々何かを《演じています》
演じている自分を感じ、考えていくことで、
私たちが持っている魅力を顕在化させるのが、このプログラムの目的です。

ワールドカフェ的グループディスカッションの後は、
身体ワークを取り入れて、相手との距離感を縮めるワークを行います。

自分のこと、相手のことを知ることで、
日々の生活に於ける自分の立ち位置、そして強みを体感してもらいます。

会場はすごい熱気!

このプログラムは、今後も自治体や企業での研修に繋げていきたいと思っております。
お問い合わせは、http://cosmobox.jp/contact.html まで!

次回は、6月29日(土)に私の地元の和光市で
「シネマコミュニケーション前半」を開催します。
ご興味がありましたら、是非ご参加下さいませ。

詳細が出てきましたら、ご案内させて頂きますね!

セカンドハーベストさんとSave Minamisoma Project

皆さん、こんにちは。
如何お過ごしですか。
私は先ほど、南相馬から戻って参りました。

野馬追と共に、2年間、足しげく通っていた相馬、南相馬ですが、
今回は、セカンドハーベストジャパンさんのご縁より、
仮設住宅に向けた食料支援の配給でお手伝いをさせて頂きました。

ボランティアに参加して、
海外の方の参加が多いことに先ず驚きました。

食糧は、国内外から店頭販売に余剰したものを
企業が提供し、それを路上生活者の方や、今回の東日本大震災の被災された方々に
届けられるというプロジェクトです。

スタッフ皆さんが明るく、ポジティブに活動をされており、
日本人スタッフもわざわざ京都から参加されており、
40名近くのボランティアさんが
仮設住宅を巡りながら、物資を届けていきました。

車からの搬出、凛冽/分配、アナウンス、住居への運搬を
みんなで手分けして行いました。
回を重ねる度に呼吸が揃ってくるのがよく分かります。

前日から南相馬に入り、24時間に満たない間に
ボランティアスタッフと地元の方々の連携がみるみる深まっていき、
のべ1000世帯に食糧を提供、2tトラック山積みの荷物はすっかり空になりました。

今回は、自分の知っている野馬追以外の南相馬を知りたくて、
お手伝いで向かいました。
随所撮影も致しましたが、目的は自分の知らない南相馬と出会いたいことでした。

野馬追は、確かに象徴的な行事では有りますが、
その行事の背景には、仮設暮らしの生活の中、
前向きに暮らしている方々の気持ちが根底にあると昨今感じております。

2年が経ち、食糧の不足は大分軽減されてきたかと思います。
今回感じたのは、ボランティアが訪れることで、
ご近所さんたちが、顔を合わせて会話をする機会、
ご近所さんの健康や様子を知る機会が生まれるということでした。

メディアでも仮設住宅が取り上げられる機会が少なくなってきた中、
ご高齢の方が沢山おり、生活には様々な不自由があると話されておりました。

その中で、このように若い人、海外の人が来る機会というのは、
仮設住宅の方には、とても貴重だと話されておりました。

食糧の不自由に事欠かない現在ですが、
余っている食糧の多さを見過ごしている現実があるのではないかと
最近よく感じていました。

そんな折に、このプロジェクトに参加できたことは、貴重な体験でした。

犬猫の映画もしかり、
今回の食糧もしかり、

現在の豊かな日本には、見え隠れしている様々な命が沢山あることを
痛感しております。

映画へのご支援を宜しくお願いします!

皆さん、こんにちは。
GW、如何お過ごしでしたか。
私の方は、いろんな出来事の連続でした。

こどもの日のチャリティークルージングも
無事、上映会を終え、相馬のご縁がまたいろんな所に広がりました。
ノー・ヴォイスや野馬追の活動をしていると、
双方で不思議な繋がりがあることに日々、驚いております。

40名近くの方々に野馬追を観ていただきました

「ノー・ヴォイス」もドキュメンタリーパートも編集が佳境でして、
ドラマパートの追加撮影を行い、主題歌や最終調整作業を行っております。

追加撮影は、このような犬目線の映像を撮影してくるつもりです。

間もなく完成を迎えようとしている「ノー・ヴォイス」ですが、
本当に多くの方々のサポートがあり、ここまでたどり着くことができました。

最近では、「ひまわりと子犬の七日間」の公開も有って
保健所に運ばれてくる犬のことに関心が集まっておりますね。

私どももこの映画の話をしていると、
犬猫のことを知らない方々が
保健所や殺処分の現状に驚かれることが少なくありません。

また、しっかりと犬猫を飼われている飼い主さんにとっては、
捨てられる犬猫、殺される犬猫の境遇は
とても心痛むもので、事実に触れるのは辛いとお話される方もおります。

この映画は、犬猫と日頃触れることがなかった方々、
これから犬猫と共に暮らそうと考えている方々に、
そして、小さなお子さんをお持ちの親御さんに、
弱者の犬猫を大切にしていく気持ちのあり方をバトンタッチで
繋げていきたいと考えております。

犬猫だけの話ではなく、私たち身の回りの出来事を見つめ直すきっかけとして、
この映画を広げていきたい、というのが私の想いです。

皆様から賜りました資金は大切に使わせていただいております。
劇場公開や上映に向けて、スタッフ・ボランティアさんが
一丸となって動いておりますが、
制作費の目標額に届いていないため、
公開に向けた動きも少々遅れている状況です。

皆様の温かいご支援で、この映画が子供と大人の心の交流に繋げていきたいと思います。
何とぞ、ご支援、応援のほど、宜しくお願い致します。

映画のサポートページ:http://no-voice.com/suponsor.html

志月を無事終えて


皆さん、こんにちは。

如何お過ごしですか。

世の中は既にGW!
私の方は志月は、激動の打ち合わせとイベントのご招待を頂き、
連日てっぺん帰りでした。
凄まじい皆様のパワーを頂いた月でした。

そして、野馬追の映像を字幕付きで公開致しましたので、
ご報告させていただきます。

野馬追の活動を通じて、ステキな方々とのご縁が広がり、
福島の想いが多地域に伝播していることを肌で感じております。

6月30日(日)は宇都宮の光琳寺さんで上映会を開催致します。
(詳細は改めて、お伝えしますね)

明日5月5日は、「チャリティ☆カジュアルクルージング 2013」
というイベントでこの映像の5分バージョンが流れます!
海上での野馬追、どんな風になるのか、今からすごく楽しみです。

映画「ノー・ヴォイス」もこれから完成に向けて作業を進めております。
随時ご報告をして参ります。

制作費はまだ目標額には達して足りておらず、
完成に向けての大きな課題を抱えております。

映画「ノー・ヴォイス」完成に向けて、
ご支援を賜われますよう、何卒宜しくお願い致します。

映画「ノー・ヴォイス」:http://no-voice.com
facebookページ:https://www.facebook.com/novoice.movie

「ノー・ヴォイス」ドキュメンタリー編集

皆さん、こんにちは。
三寒四温が続きますね、お変わりございませんか。

映画「ノー・ヴォイス」ドラマパートの音編集作業を行っております。
ドキュメンタリーパートもいよいよ編集大詰め!

30時間近く撮影した素材を30分強にまとめる編集作業。
今回の作品でキーパーソン(キードッグ?)のクール君!

ドキュメンタリーは、昨年History Channelで放映された「相馬野馬追」の撮影で
ディレクターの一人を体験させて頂き、
ドキュメンタリー制作の魅力に惹かれていました。
ドラマに続き、ドキュメンタリーも監督させて頂くこととなり、
各団体様へのご挨拶から、撮影に向けての準備を進めていき、
ようやく撮影が全て終わったのが、4月の頭。

今まで出会わなかったような方々とお会いするのが本当に楽しく、
お話も1、2時間では収まらないほど、長時間に渡りました。

譲渡ボランティア団体様、今西先生、獣医師先生、保健所の方、地域猫を活動されている方、
様々な視点から本作を追いかけました。

犬猫のドキュメンタリーと言えば、「犬と猫と人間と」ですが、
この作品は、映画の制作を始めた当初の2011年に仲間と一緒に拝見させて頂き、
とても勉強になった作品。

「ノー・ヴォイス」では、捨てられる命が救われて、そしてピカピカになっていく姿を
追いかけていき、
殺処分の現状をネガティブな批判にせず、
どうしたら環境がプラスに変えていけるかをポジティブに考えいく姿勢を大切に、
取材、編集をしております。

「なぜ、捨てられる命が生まれるのか、
なぜ、望まれない命が生まれるのか」

なぜを様々な視点から感じ、考えていけるのが映画の持つポテンシャルであると
強く感じます。

昨日完成したバージョンの映像を観て頂き、
今西先生からお墨付きの評価を頂きました。
とても嬉しく、これは私だけの力ではなく、各関係者様のご協力、
仲間の尽力合ってのことと感じております。

この場を持ちまして、皆様には感謝を伝えたいと思います。

映画「ノー・ヴォイス」来月には、いろんな情報をご報告できそうです。
スタッフ全員が全力で公開に向けての準備に走っております。
応援を宜しくお願いします!
facebookページ:https://www.facebook.com/novoice.movie

人生を全うするということについて。


皆さん、こんばんは。
お変わりございませんか。
今年は桜はものすごく早かったですね。
私も少しだけお花見を堪能しましたが、例年に比べてちょっと違った楽しみ方でした。

さて、映画「ノー・ヴォイス」も足掛け2年以上経ちます。
企画を頂いた方に感謝が耐えません。
そして、映画はやはり、長く関わるほどにいろいろな視点、
そして自分自身を修業させてくれる存在だと感じます。

「ノー・ヴォイス」を創っていていて時々感じることは、
自分自身の人生に関してです。

犬猫の話なのに、なぜだか自分のことを思い浮かべてしまいます。

センターで小屋の中にいる犬猫たち。
通常七日間で生かされるか、そのまま「殺処分」されてしまうかが
決まるかは、なんの違いなんだろうと感じます。

なんのために生まれてきた命なんだろうと。

私も今でこそ、肉を食べることはめっきり少なくなりましたが、
今までは頻繁に牛や豚の肉を食べておりました。
その命がどこから来て、どのような経緯で頂けるのかを
考えることが少なかったのが20代だと思います。

命には、望まれない命、必要とされる命はあってはいけないこと
ということに最近よく気付かされます。

命は巡り巡って誰かの幸せに繋がり、
その幸せは、また誰かの幸せに繋がります。

犬猫もそう、同じで、
人間の幸せに生きているのではなく、
自分が幸せになり、かつ、誰かが幸せになれるために、
生まれてきたんだと感じます。

他者、見えない誰かへの愛。

ノー・ヴォイスも野馬追も、そして
お誘い頂く様々な企画も、
なんだか自分自身の試練に感じてなりません。

生きるとは何か?   

一言では収まらず、きっと、自分自身の果てしない旅路の末に
出会うものなんだとうっすら感じております。

近く、古新記(2)も書きますね。

相馬野馬追・二年の軌跡vol.3〜中野編〜

第3回目の上映会は、中野駅から徒歩数分のところにある「なかのば」さんで
開催を致しました。

沢山の方に集まって頂きました

この日のゲストには、いわき市立湯本第二中の澤井史郎校長先生が
この上映会のためだけに、わざわざご来場を頂きました。
澤井先生は、相馬野馬追/本映像と教育との関わりに付いてご感想を賜りました。

USBメモリに写真を入れて、お話をいただきました

澤井先生のお話はとても面白く、聴く方がついつい聞き入ってしまうお話でした。
震災直後、学校を開放し、避難されている方々が過ごしやすい環境を確立され、
中学生がボランティア活動を通じて、社会への貢献の意識を伝えていかれました。

被災地に必要なことは、元気を取り戻すこと。

比較的被害が少なかったいわきが
他地域のためにできることはボランティアだと思いつき、
まずは、東京から来た毛布を、洗うことを行ったそうです。
その750枚は、その冬のうちに全て配布されたとのことでした。

翌年には、澤井先生は、子供たちに中野のオリーブ栽培の活動などを通じて、
自分たちの手で復興を手がけていくことの大切さを教えていかれました。

「かわいそう」では何も始まらない。

今の教育は、手法を重視して、何故それを教えるのかというその先の目的を
伝えられる先生が数少ないとお話されておりました。

被災地で必要なのは、過去の悲惨さを思い返すことではなく、
未来に向けて何かを進めていくという力。

手を汚してゴミを分別したり、ご老人のために食事の準備をしたり、
誰かの為に何かをするという姿勢を教育現場に押し出していきたいと話されていました。

また、相馬野馬追の映像をご覧になられ、
その場所に住み続ける所以は、文化だと熱く語られておりました。

毎年、必ず行われる祭を楽しみにその場所で生活をするきっかけが芽生え、
元気や希望が溢れるには、文化が大切であり、
野馬追の映像から、辛さや悲惨さではなく、前に踏み出す力強さを感じられたそうです。

私自身も、この映像は、生徒さんと先生が一緒にご覧になって頂き、
「文化とは何か」「地域とは何か」を語って頂くきっかけにしてもらいたいと思います。

今回の映像は、出来る限り主観を取り除き、
ソーシャルメディアを通じてご提供頂いた映像素材を繋ぎ合わせたものです。
画質の差もあれば、手ぶれしている素材もあります。

ただ、各撮影者の方々の視点を繋ぎ合わせると一つの映像資料となることを
この時代ならではの環境がもたらした初めての経験でした。

この映像は、もしかすると、
被災地のことだけを取り上げたものではないのかも知れません。

世代間の交流が簡素になり、
震災以降離散した家族が出てきてしまっているこの時代だからこそ、
私たちが大切にしているものは何で有るかを考えていき、
地域の素晴らしさ、生活を豊かに暮らしていくには何が必要かを
是非、世代を越えて語り合って頂けたらと思っております。

三回の上映会を通じて感じたのは、
私が被災地にしていきたいサポートは「教育」であるということです。

仮設住宅に住み続ける方が沢山おられ、その方々は大変なストレスを感じながら、
生活をされていることと思います。
そして、現地には子供たちが次々に地元に戻ってこられているようです

その中で、コミュニティが崩されてしまった地元に
生活をする希望を生み出してくれるのは、子供たちだと感じます。

今回の澤井先生の出会いを通じてさらに強まった気持ちは、
福島の子供たちに会いにいきたいということです。

これから上映を通じて、
私自身がこの映像をなぜ創ったかをお話させて頂きたいと思います。
澤井校長先生も大切にされている子供たちと社会人が交わるきっかけを
積極的に取り組んでいきたいと思います。
きっと、それは私自身も子供たちから
何かを勉強させて頂くことになるんだろうと思っております。

震災直後に現地に訪れた時に感じた臭い、
この映像を創ることになったきっかけ、
自分の過去とこの活動の繋がりを語らせて頂きました。

そして是非、生徒さんに動画カメラを持って頂き、
皆さんが各視点で撮影した映像を繋ぎ合わせて、
一つの作品を創ってもらえたらステキだなと思います。
そんなお手伝いを自分自身が映像のことをお話させて頂き、
きっかけを創っていきたいと強く感じております。