映画のご支援者様に向けて

皆さん、こんにちは。
すっかりと秋めいて参りましたね。
お変わりございませんか?

映画「ノー・ヴォイス」ですが、現在スタッフ一丸となり、
公開に向けての準備を行っております。
私の方は、メイキングの編集や公開に向けての文章やデザインの作成、
ラジオの出演などで、毎日分刻みのスケジュールが続いております。

ラジオの出演は、朝霞のすまいるFMさんでshinoさんの番組に出演させて頂きました。
この番組では、音楽と動物の愛護について毎回ゲストをお招きして、
リスナーの方と一緒に考える番組を展開されているそうです。

オリジナルTシャツにサインさせて頂きました。女優の幸染さんも初めてのラジオ出演。

この日の夕方には、
このすまいるFMさんに主題歌を担当してくださったCLIFF EDGEさんがゲストで
出演されたとのことで、放送局のスタッフさんもそんな偶然に驚かれておりました。

次のラジオ出演は、そのCLIFF EDGEさんがMCを務められております
bayFM「楽屋裏トークバトル」に出演させて頂きました。

ちゃんとCLIFFさんとお話するのはこの場所が初めてでした

11/8(金)と11/15(金)の2週にわたり、放送されます。(時間は24時〜です)
一週目は映画の制作のきっかけや主題歌の「キミからの贈り物」とのコラボのこと、
二週目は映画監督になるきっかけや自分の今大切にしていることをトークしました。

出演の第3弾は、映画のロケでも大変お世話になった浦和のFM局reds waveで、
私の友人で起業家勉強会仲間でもあります佐藤恵さんの番組でした。

シュクル代表の佐藤さん、コーナーMCのハミオさんとも初対面。

ハミオさんこと仰木一弘さんは、facebookなどのソーシャルメディアの講師としても
ご活躍されている方ですが、このラジオの数時間前に
「ノー・ヴォイス」の出演者の女優さんと偶然お会いされていたそうです。
手にしているのもその女優さんの書かれた著書とのことです。

11/3(日)11:00〜reds waveにて放送されます!

さて、この映画「ノー・ヴォイス」ですが、多くの方々のご支援を受けて、
間もなく公開を致します。
ご支援は2,088,564円(2013.9.17時点、現在最新情報を集計しております)
の温かいお気持ちを賜りました。
–>ご支援のページ

目標額に達していない部分は、サポーターの方々のご協力やご厚意、
また自分自身が作業を行うことで制作や作業を行っている状況です。

ご支援者の方々のご報告も200名以上の方々に達しております。
本当に沢山の方々から連日応援の声を頂いており、心より感謝申し上げます。

劇場公開も急遽日程が決まり、様々な準備を毎日急ピッチで準備を進めております。

(お願いがございます)
お電話やメールを頂いた方々にも随時、ご連絡させて頂いておりますが、
万が一、今後連絡が届かない方、漏れてしまった方がいらっしゃいましたら、
是非、info[@]no-voice-com ([ ] を外して下さい)もしくは、
お電話でご連絡下さい。(03-6321-7368、不在の際は折り返しさせて頂きます)
30000円以上ご支援頂いた方には、写真の掲載もありますので、
上記アドレスまで愛犬、愛猫のお写真を添付くださいませ。
(できる高解像度のものをお届け下さい)

エンドクレジットには、2013年11月5日(火)までにご入金が確認された方は
劇場用のクレジットに掲載させて頂きます。
それ以降は、DVD等、来年以降のクレジット作業の際にご掲載させて頂きます。

賜りましたご支援は、今後の上映活動や広報活動に大切に使わせて頂きます。

これからも、映画の応援、どうぞ宜しくお願い致します!
facebookページで随時、ご報告をさせて頂いておりますので、
チェックしてみて下さいね。

公開まで後2週間、全力で準備に動いて参ります!

蛇口と受け皿

皆さん、こんにちは。
講演会を通じて、自分のことを振り返ると、思わぬ発見や気付きがあるものです。

映画「ノー・ヴォイス」は「殺処分」の話題を取り上げながら、
殺処分批判ではない視点で映画を制作致しました。

取材を重ねるうちに、知ったことは、
「殺処分」を行っている行政が悪いかと言えば、
そこだけの問題ではないということなのです。

行政の方々は日々、この問題に向き合い
苦しみながらも処分行為をせざるを得ない現実があるということです。

映画のタイトルに付けている「捨てられる命ゼロを目指して」も、
そのような経緯があり、殺処分ゼロという表現を避けている理由があります。

ドキュメンタリーパートに出てくるイラストです。(画:いなあきこさん)

こちらは映画のドキュメンタリーパートで出てくる「蛇口と受け皿」の関係図。
保健所やセンターに収容された犬を助ける活動をしている受け皿の方々。
その原因は、忙しい、手間が掛かるなどで飼えなくなり犬猫を手放された要因の蛇口。

受け皿を増やすと共に、蛇口の部分である犬猫と終世一緒に暮らしていくための
心構えや意識がない限りは、いつまで経っても不幸な犬猫が減らないということです。

教育、福祉、モラルの啓発様々な視点から、この蛇口を止める
そして共に幸せに暮らす在り方を考えていく環境が必要だと感じております。

さて、インターネットの世界も実はこの「蛇口と受け皿」の構図と
全く同じではないかと感じております。

フィルタリング、法規制、利用制限
便利で楽しいインターネットの世界にも、
他者と共に快適に暮らすためには、
使う上での基礎知識、モラルの共有が必要不可欠に思います。

特に思うことは、インターネットを悪用が起きるのは「何故?」であるか、
根本原因をしっかりと見つめていく姿勢が必要だと思います。

そこには、きっとメンタル面、心理的分析などのインターネットの仕組みとは違う
人の心の状態を交えた相互分析が重要だと思います。

「インターネットと心の関わり方」
10年ぶりにインターネットに関わる活動に携わらせて頂き、
映画「ノー・ヴォイス」と長らく向き合って来て、
この時期に、皆さんの前で発表させて頂き、改めて気付いた視点でした。

人権シンポジウム講演を終えて

皆さん、こんにちは。
昨日は、法務省主催の「インターネットと人権」というフォーラムで
講演を行わせて頂きました。

虎ノ門のニッショーホールにて。ホールがおっきい!

全国webカウンセリング協議会の安川雅史代表、
WEB110代表吉川誠司代表、
メディア・ジャーナリスト渡辺真由子さんによる貴重なお話のシンポジウムの後に
お話させて頂くこととなりました。


お三方のシンポジウムでは、お子さんのスマホのセキュリティ制限の意味合いや、
画像流出によるイジメ問題、実名公表、twitterでの炎上など、
昨今ニュースでもよく取り上げられる話題を登壇者の方々の分かりやすい視点でお話されておりました。


如何にして、ネットリテラシーを教育や家庭に普及していくか、
その教材作りや、指導方法の提唱が積極的に行われ、私も大変勉強になりました。

「インターネットに人生を救われた」19歳のチャット体験を元に、
自分と向き合ってくれた仲間たちのことを語らせて頂きました。

時系列で出会った出来事と共に「10の大切なこと」をお話させて頂きました。

19歳の時、初めて出会ったインターネットの世界の体験を10にまとめました。

私が10年前に立ち上げた「ネチケットってな〜に?!」もご紹介させて頂きながら、
当時のことを振り返りました。
http://cosmobox.jp/netiquette.htm
もう10年も前のことになるんですね。。

自身は、学校や家庭の環境に悩みながら、
インターネットの世界は、自分を受け入れ、話を聞いてくれた。
そんな温かい優しさや、コミュニケーションの新たな可能性をインターネットが
秘めていることを実体験で語らせて頂きました。

時間や空間、そして特定の相手と言った形で情報の伝達が
今は、自由度が広がり、自分自身で取捨選択ができる時代となりました。

そんなインターネットの世界は、現代に於ける「寺子屋」だと思っております。
誰かのために情報を発信し、それを受けて、誰かが翻訳をして他者に発信していく。

職場などでは積極的に、双方向での情報共有が図られておりますが、
今後は教育機関で、学生同士がモチベーションを高め合い、
自主的に課題を構築し、解決させて行くための潜在的な可能性を
インターネットは秘めていると思っています。

自身の活動の映画と共に、インターネットの引きこもり世界から飛び出して10年、
今の自分だから出来る、子供たちの個性や笑顔を引き出すための教育のあり方を
積極的に提唱していきたい、そんなきっかけとなる講演会でした。

機会を授けて下さった法務省や、財団法人スタッフ皆様には
心より感謝致したく思います。

映画「ノー・ヴォイス」予告編公開です!

皆さん、こんにちは。
ぐずついたお天気が続いておりますね。
私の方は、連日朝まで作業が続き、お仕事や劇場公開の準備を黙々とこなしております。
ブログもなかなか更新できずですが、今、虎ノ門のニッショーホールに来ております。
「インターネットと人権」で間もなく講演、控え室で大気中です!

待合室で思いがけず休憩時間! 登壇資料もちゃんと準備できました。

さて、11月16日(土)〜公開キネカ大森で
劇場公開致します映画「ノー・ヴォイス」ですが、
予告編を公開致しました!


主題歌はCLIFF EDGEさんが新曲書き下ろし下さいました「キミからの贈り物」です!
11月27日Releaseの6thアルバム『PLATINUM HEARTS』にリードソングとして収められております。
劇場公開まで後一ヶ月を切りました!
facebookページも是非、いいね! してみて下さいね。

映画「ノー・ヴォイス」情報解禁です!

皆さん、おはようございます!
季節はすっかり秋、間もなくハロウィンなのですね。
映画製作と仕事の分刻みスケジュール、
いろんな出来事を一つ一つクリアしている毎日、
人生ってドラクエのようなレベルアップの修業の連続だなと感じずにはいられません。

さて、多くの方々にご支援、応援を賜りました映画「ノー・ヴォイス
企画発起から丸三年でようやく劇場公開が決まりました!

本作で主演を務めて下さったのは、市瀬秀和さん
脚本を書いていて、主人公の「神楽鉄」の名前とピッタリの俳優さんを
探していたところ、ご縁が有って、市瀬さんと知り合いました。
現場では極寒の中、笑顔を絶やさず、俳優陣を取りまとめてくれた
ムードメーカーでもありました。
既に先行試写会を行っておりますが、市瀬さんのお芝居に大変注目を頂いております。

神楽鉄の相方役、沢田良太を演じて下さったのは、樋口夢祈さん。
真面目で寡黙な良太を的確に演じてくれました。
市瀬さんの神楽鉄との対比をしっかり飲み込んで下さり、
劇中に出てくる屋台シーンでの長回し独白を是非お楽しみに。

そう、ちょっとした小ネタですが、この映画ほとんどのシーンで
1シーン1カットで撮影しました。
1カットでないシーンは指で数える位です。

劇中の舞台となるアニマルシェルターの「ラポール」に携わる人々の
自然な様子を描きたくて、あえてそのように致しました。
最新作の「えんがわ」で11分構図を変えなかった試みを
今回は長回しという形でトライしてみました。

さて、本作はオリジナルの映画にも関わらず、
俳優陣には、小宮孝泰さん、岡村洋一さん、畑中葉子さんなど
ベテラン俳優の方々が力を貸して下さっております。

監督補をしていた時に出会った窪田かね子さんにもご出演頂いております。

試写会で幾度も笑いが起きているこのシーンを窪田さんが演じてくれてます!

また、主題歌にはCLIFF EDGEさんが参加して下さいました。

実は、このご縁があるまで、私はクリフさんのこと、存じ上げなかったのですが、
ラップ調なのに、聴きやすいポップで親しみやすい旋律をデュオで歌い上げる
クリフさんのアルバムを拝聴して、この映画の神楽鉄や犬猫を愛する優しさに
すごくピッタリだと感じて、是非主題歌にとお願いさせて頂きました。
そうしたら、なんと、この映画のために歌を書き下ろして下さいました!
「キミからの贈り物」という素晴らしいバラード調の歌です。
この歌は、11月27日発売の6thアルバムに収められるとのこと。
クリフさんの歌や情報は、最近街中でしょっちゅう流れていたりします。
犬猫の飼育に関して、前々から関心を持っておられたとのこと、
このテーマの捨てられる命ゼロに大きな力を貸して下さいました。
この映画は、劇場でドラマとドキュメンタリーを2本、いっぺんに観られるのも
一つの特徴です。
ドキュメンタリーのナレーションには浅田美代子さん、
エンディング曲には、MASAMIさんが「まだ間に合うから」を歌い上げてくれてます。
この映画を応援してくれている田中秀子さんがステキな歌詞を書いて下さっております。
作曲されたのは、松尾由佳さん、まだお会いできていないのですが、
歌詞にぴったりなステキな曲になっております。
映画「ノー・ヴォイス」11月16日(土)より、キネカ大森にて、
12月21日(土)より、オーディトリウム渋谷を皮切りに順次全国公開致します。
是非、劇場に足を運んでみて下さいね!
情報はオフィシャルHPや、facebookで順次公開をして参ります。
皆様には、順次ご報告させて頂いておりますので、
このブログも是非チェックして観て下さいね。
次回は予告編の公開になります!

茨城〜紀州、海の旅

皆さん、こんにちは。
もう十月なんですね。
九月は映画の編集やお仕事の撮影や、
映画祭やら盛りだくさんで全く休み間もなく十月に突入です。

九月はショートショートフィルムフェスティバルさんのお誘いで
二泊三日の茨城ロケツアーに参加させて頂きました。

東北や栃木、群馬にはちょくちょく訪れておりますが、
茨城はなかなか訪れる機会のなかった土地ということもあり、
新しい体験が満載の三日間でした。

初日に行った大正時代の校舎
中はこんな雰囲気、タイムスリップ!

日頃ゆっくり話ができないfilmmaker仲間とも、三日間じっくり懇親することができました。

海外のfilmmakerとも意気投合!

いばらきショートフィルム大賞」の公募が始まっている茨城。
既に使われなくなった温泉街の町並みや、石切り場などの地場産業を
映画のロケーションとして違った視点での活用を積極的に試みている茨城の発進力は、
大変力強く感じました。

岡倉天心さんが瞑想された六角堂

岡倉天心さんを題材にされた「天心」も間もなく公開されるとのこと。
実際に訪れてみると、山と海の間に挟まれた空間は、
茨城独特の寛容な気質、柔軟な性格と結びついているなと感じることができました。

茨城の海の雰囲気を堪能して二週間後には、紀州の「Kissssh Kissssssh映画祭」に
九年前に撮影した「ほわいと。ポーズ」をノミネート頂き、
仲間たちと一泊二日の旅に出ました。

仕事を切り上げて、車に飛び乗りました
シラス丼の美味しさに舌鼓

第1回ということもあり、いろいろとご準備大変だったようですが、
野外上映では「バグダッドカフェ」を星空の下鑑賞したのが、とても印象的でした。

野球場にスクリーンが張られて、映画館が出来ていました

さざ波の音、海風になびかれながら、映画を楽しめるなんて、
とても贅沢な時間でした。
九月は毎日、盛り沢山の日々。
次回は「ノー・ヴォイス」の劇場公開の情報をお届け致します!

今週末はHappy Music Festa!

皆さん、こんにちは。
すっかり秋めいて参りましたね。
如何お過ごしですか?

私の方は、映画「ノー・ヴォイス」の公開準備に向けて
予告編を作成したり、各イベントに出させて頂いたり、
朝から朝まで作業が続いております。

今週末は、私の短編2作目「ほわいと。ポーズ」が
kisssh-kissssssh映画祭でノミネートを致しましたので、
和歌山に行って参ります。
日々の仕事は和歌山でも行いますが、
少しだけ移動中に骨休みができると良いなと思っております。

映画の方は、主題歌、エンディング共に本作のために歌い手さんによる
レコーディングが完了して、間もなく予告編ができる予定です。
この映画には、HAPPY MUSIC FESTAさんも応援をしてくださっております。

斉藤和義さんやFlying Kidsさんなどステキなミュージシャンが登場される
このフェスでは、殺処分問題を積極的に考えるテーマを掲げられております。

9月23日(月)是非、舞浜に訪れてみてくださいね!
この映画の先行情報も会場でお届けしたいと思っております。

公開に向けて、映画のロゴが決まりました。

温かく優しい雰囲気に仕上げて頂きました!

作成してくださったのは、富山の南砥でお友達になったデザイナーの明石あおいさん。
映画の雰囲気にピッタリでとても気に入っております。

間もなくチラシも刷り上がってきますので、
皆様に良いご報告ができるよう、鋭意準備をしております。

映画への支援金も2,088,564円まで集まりました。
皆様、お一人お一人の気持ちを大切に、活用をさせて頂いております。
映画の応援チラシの問い合わせも随時頂いておりますので、
もし配布等、ご協力頂ける方は、こちらをお使い下さい。



今週末より、動物愛護週間が始まりますね!
日常、何気なく身近な存在の犬猫の日本での飼育の状況、
そして犬猫と共に暮らす社会の福祉の大切さを
是非、見つめ直すきっかけの時期になると良いなと思っております。

人権シンポジウム in 東京で講演をやります

皆さんこんにちは。
うだるような暑い日が続いておりますね。

映画「ノー・ヴォイス」も今、ロゴを作成したり、
主題歌の最終調整をしたり、連日いろんな準備に追われております。
主題歌は、この映画のためにアーティストさんが書き下ろしをして下さっております。
仕上がりがとても楽しみです!

動物愛護法の改正により、殺処分を少なくするための関心が高まっていることを
いろんな方から毎日のように感じてます。
ドラマの舞台となった埼玉県でも殺処分を減らすための方針が打ち立てられました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00010003-saitama-l11
(埼玉新聞記事より)


小さな命を大切に、思いやれる優しい気持ちが
社会にドンドン広がっていくといいですね。

ついつい、東京にいると、雑多な人ごみの中、人とぶつかり、
物が溢れ捨てられている環境を見ると、
この状況が当たり前の社会を疑ってみる視点が大切では感じることが少なくありません。

講義や講演会でよく話すことは「当たり前を疑うこと」の大切さです。

日本は、よく言われる空気や世間を重んじる社会で、
多数が集まればそれが正しいという風潮がありますよね。

少人数の意見や話を聞く、向き合うという習慣や教育が
今まで少なかったように思います。
相手の話を聞く、感じる姿勢は人との関わりに於いて、とても大切です。

日本の教育で今、伝えていかねばならないと思うことは、
生活をする上で大切な思想、精神ではないかということです。
幸せに生きること、お金を稼ぐこと、日本に生まれ、育っていること、
道徳やモラルと言ってしまえば、おざなりな表現になってしまいますが、
他者と共に生きることの考えや大切さは、
幼少期に於いて、もっとしっかりと伝えていかねばならないのではないでしょうか。

江戸時代には、「江戸しぐさ」を教える環境が地域にはあり、
そして、寺子屋で車座になって教え合う環境がありました。

私たちは元来、そのような生活の術、知恵を築く発想を持っております。
物が溢れ帰っている現代社会、豊かさは物から心への気付きが広がって来ております。
現在や未来を見つめると共に、
過去の遺産を振り返っていく意識が必要なのでしょうね。

「ノー・ヴォイス」の活動をやっていても思うことは、
犬猫たちから教わる人間としての在り方です。

慎ましく物を授かり、それに節度を持って自分に取り込んでいく能力は、
動物や自然の方が断然高いのではと思います。
そんな本来の生きる営みの在り方を動物や自然は教えてくれるのではないでしょうか。

さて、タイトルにも書きましたが、
ひょんなご縁から講演をやらせて頂くことになりました。
昨今LINEやブログに関するネットのコミュニケーションの在り方が
取沙汰されておりますが、
ネットから映画監督に至った経緯、ネットのポジティブな側面を是非語って欲しいという
ご依頼を受けて、10月20日(日)に虎ノ門のニッショーホールで
ネットのコミュニケーションをテーマにお話をさせて頂きます。

2000年当時のインターネットのことから、今の映画の活動に至るまでをお話したいと思います。

詳細はHPからご覧下さい。
事前申し込み制で無料だそうです。
ご関心ありましたら、是非ご来場下さいませ。

「ノー・ヴォイス」東京新聞夕刊に掲載頂きました

皆さん、こんにちは。
私の方は8月に入り、少しだけスローペースでこの数日間作業しております。
7月は激動でした。今月も来週から、大きな案件が進んでいきます。
映画の完成、公開に向けての準備も着々と進んでいる状況です。

今週、7月30日の東京新聞夕刊に映画のことをご紹介頂きました。

殺処分問題は、様々な視点、業界の方々の取り組みを大切に、映画のことを発信し始めております。

間もなく3年が経とうとしている映画「ノー・ヴォイス」ですが、
飼い主のモラル、地域猫、ブリーディング等、一つでは収まりきれない様々な問題の
融合で起きている現実があります。
法整備が急速に行われている中、法律による規制だけではなく、
自分たちが自発的、自主的に意識を広めていく姿勢がとても求められていると思います。

命と向き合うということは、巡り巡って自分の生活に何が大切であるかという、
精神的な価値との共有に繋がると考えてます。
HAPPY MUSIC FESの勉強会でご登壇されました越村会長がお話されておりました
ペットと暮らすことで生まれるメリット、QOLの向上にも着目していきたいと思います。

子供や高齢者のコミュニケーション力、免疫力の向上を犬猫が授けてくれるというお話は
やつがれ、大変関心を持ちました。

他者を想い、大切にできる心の豊かさが広がっていくことを
この映画を作っている中で日に日に感じております。

光琳寺〜同慶寺(相馬野馬追墓前祭)

皆さん、こんにちは。
暑い日が続きますが、お変わりありませんか。

やつがれ、七月は連日いろんな予定であっという間に八月です。
相馬野馬追の道中、ブログを更新しようと思ってたのですが、
新しい方との出会いやお誘いで、結局時間がそちらに行ってしまい。

一ヶ月前に開催しました宇都宮の光琳寺さんで、
二年間の軌跡を収めた映像の上映会を6月30日に開催させて頂きました。

ソーシャルメディアで繋がったご縁で、お寺での上映会開催となりました

副住職には大変お世話になり、開催に辺り呼びかけ、
そして野馬追の縁が深い、相馬家菩提寺の同慶寺、田中徳雲さんを
ゲストにお招き頂きました。
宇都宮には、福島から避難されている方が数千人いると伺っております。
そのため、野馬追を現地で観られない方々のために、
震災直後の様子を届けるために、上映会を開催しました。

いろんな想いが集った会場では、涙ぐむ方もいらっしゃいました。

徳雲住職は、震災が起こる前、
20年以内に大地震の起きる可能性が98%であったこと、
原子炉が使用40年も経っていて、家電製品であれば使えないものであることなどを
具体的な数字を用いながら、判りやすく地震、原発による影響をご説明頂きました。

パワーポイントを用いて丁寧にご説明頂きました

また、お子さんも4名いらっしゃる中、
放射能と向き合いながら生活をしていくためのリスク、
地元に対しての愛着、想いを丁寧に語って頂きました。

徳雲さんのお話から、子供たちが地元を愛し、健やかに育つために、
身分や区分を越えて相互に助け合っていく姿勢の大切さを教わった気が致します。

そんな徳雲さんからの出会いから一ヶ月後、
ご縁が繋がり、同慶寺さんに直接伺うこととなりました

この二年間は、相馬中村神社から総大将と祭場に向かう宇多郷を追いかけてましたが、
今年は「野馬追上映会/DVD配布活動」のご縁から、
小高郷より出陣する兵庫在住の武者を追いかけさせて頂いたのです。

相馬家の歴代の当主のお墓が並んでおります。
震災直後は、ほとんどが倒れており、重機で持ち上げたそうです。

同慶寺近く、小高神社の震災直後の様子。(玉川光昭さん提供)
原発20kmに訪れてみて、まだまだ除染が進んでいるとは言えない状況の中、
放射能という目に見えないものが、永年培われてきた風土という見えない価値を
壊してしまったことに対して、居たたまれない想いがいっぱいでした。
私たちの生活の豊かさは、これからは心の豊かさを求めていく時代になると思います。
今後すぐには再生しないこの土地を想い、向き合う、考えていくことは、
この地が日本の一角で起きた出来事ではなく、
日本全体で向き合って行かねばならない大きな課題であると認識しています。
復興にあたっては、東北がメディアで取り上げられることが多いのですが、
この地を取り上げることは、至ってすくないのではないかと思います。
元気な姿、ポジティブな姿と共に、現地では震災以降も変わらぬ現状があることを
継続的に伝えていくこと、そして感じ、考えていくことが、
日本の二十年後、五十年後を見据えて、何を大切に生きていくか、
がまさに問われている現在だと感じてます。
野馬追の記事は、この続きとして書かせて頂きます。